![]() イタリア人ギタリスト Stefano Lionetti(G,Vo,Key)率いる5人組イタリアン・メロハーバンドの5年ぶり3作目がリリースされたで即GET! メロハーファンにはお馴染みのFrontiers Recordsへレーベル移籍したのを期にバンドロゴも一新した彼等の新作は、前作以上の高品質メロディアス・ロックで、重厚なコーラスと透明感あるキーボードをフィーチュアしたフック満載の美旋律とキャッチーな爽快サウンド目白押しの力作だ('(゚∀゚∩ 元々AORプロジェクトからバンド形態へ移行した彼等だがこのインターバルで再びメンツに変動があった模様で、情感豊かな歌唱と伸びやかでクリーンな爽快コーラスを披露するWork Of Artの Lars Safsund(Vo)と Stefano Lionetti(G,Vo,Key)のみ残留し、本格的なLIVE活動を考慮してか前作までの有名助っ人プレイヤーの名は消え(作詞参加や客演は変わらず有り)残りパート(B,G,Ds)のメンツが一新されている。 さらに前作2作をプロデュースしキーボーディストとしても参加していた Alessandro Del Vecchio(Edge Of Forever,Eden's Curse,Glenn Hughes,Axe)は今回ミックスとマスタリングのみで、楽曲には1曲の参加のみとなり、遂に Stefano Lionettiが本格的にバンドの舵を取り、より理想のサウンドを具体化する事を追求しはじめたようだ。 そのせいもあってか前作までの露骨なTOTO臭さが薄れ、よりバンドサウンドの纏まりと楽曲の完成度、そしてオリジナリティの向上が聞き取れ、2ndまでの問題点を見事に払拭している。 スタート時点から高品質でレベルの高い作品をクリエイトしてきた Stefano Lionettiだが、満を持して放つこの新譜にはAORアルバムに必要な要素が全て揃っているアルバムだと言えるでしょう('(゚∀゚∩ 素晴らしいハーモニーとフック、透明感ある美しいヴォーカルと分厚いコーラス、アレンジの練られた磨き抜かれたメロディの楽曲、ウェストコースト風の爽快サウンド要素、そしてややもすると軟弱になりがちな楽曲をエッジあるギターでピリリと引き締めている、本当にメロハー&AORアルバムの教科書のようなちょっと優等生すぎる作品だ。 まぁ、ロックの生っぽさやスピード、迸るパッションやナチュラルなグルーヴのようなものは、この整合性あるサウンドからは余り感じられないので、その手を求める向きにお薦め出来無いが、もう3作目にもなる彼等にソレを求める方はこのバンドに興味ないでしょうしね(w メロハー・ファンでまさか彼等のアルバムをまだ耳にした事がない方は居ないと思いますが、もし居るなら TOTO、Richard Marx、GIANT、BAD ENGLISH、SURVIVOR、BOULEVARD、がお好きな方もこのアルバムはホントお薦めですぜ! 後の問題は、LIVEでどれだけこの美しく隙の無いサウンドを再現出来るのか、という点のみでしょう。
by malilion
| 2017-03-15 00:29
| 音楽
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