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元IQフロントマン Paul Menelが新バンドを率いて帰還!

c0072376_22381035.jpgPAUL MENEL & THE ESSENTIALS 「Spare Parts For Broken Hearts」'17

80年代UKポンプ勃興期から未だ第一線で気を吐き続けるUKポンプ&シンフォ・バンドIQの2代目フロントマンだった Paul Menelが5年ほど前に発掘リリースされた94年作PAUL MENEL&THE GREAT OUTDOORSに続いて組んだ3ピースバンドの自主製作デビューアルバムがリリースされたので素早くGET!

アルバムは、リーダーの Paul Menel(Vo&G)を筆頭に、Steve Swift(B)、Tim Churchman(Ds)のトリオ構成を基本にし、キーボード、ヴァイオリン、トランペット、アコーディオン、サキスフォン、フルート、アコギ等々の多数のサポートメンを迎えて製作されているだけでなく打ち込みも多用されていて、各楽曲は実にバラエティ豊かな彩りと複雑な表情を見せ、デビューソロ作や前リーダーバンド作と同じように最後まで飽きる事なく聞き通せる力作だ。

サウンドの大きな方向性としては、ナチュラルな楽器の響きをメインに据えた飾り気の少ないシンプルでモダンな音像で楽曲は構成されていて、彼のほんのりPhil CollinsっぽいUKニューウェーブ系な穏やかな歌声を中心にしつつ実に英国的なウェットなメロディ・センスが堪能出来る軽快なポップ・ロック作となっている。

ただ、これまでの Paul Menelの作品で個人的に好ましく感じられていた90125YES路線のカラフルでモダン且つメタリックでソリッドな音色とエレ・ポップ風サウンドや、ニューウェイブ感(相変わらず本人の歌声は深めエコー有りのニューウェイブ風だけど…)がググッと後退している点と、フィメールヴォーカルのゲスト等を迎えてよりポピュラー音楽に接近した音像であるという事と、以前は感じられなかったダークでヘヴィなテイストのロックサウンドがアルバム全体に感じられ、そしてもっとも不満に感じるのは以前より歌メロのキャッチーさが減っていて、少々ガッカリな感があるのは否めない……

まぁ、現在IQは初代フロントマン Peter Nichollsを呼び戻して順調に活動を続けておりますし、彼の在籍していた売れ線狙いのIQサウンドが当時からファン受けが宜しくなかった事もあってか、Paul Menelの人気や知名度が今一つなのが悲しいですが、個人的には彼のクリエイトするUK風味なモダン・ポップロックは好みなので、出来れば今度こそこのまま順調に活動を続けて、今度こそはよりキャッチーな作品を届けて欲しいものであります。



by malilion | 2017-03-05 18:04 | 音楽 | Trackback
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