SOTO 「Divak」'16 去年の初めにリリースされていた Jeff Scott Sotoのリーダーバンドの2ndアルバムを今頃購入(汗 いやー、やっぱりと言うかなんと言うかダークでゴリゴリにヘヴィな前作がイマイチな評価で、そして前作と同じ方向性と言われていたこの2ndも余り巷の評判芳しくなかったのもあって、彼のファンであってもなかな手が出しづらかったんですよ… まぁ、それも当然と言えば当然ですよね。 なにせ、Jeff Scott Sotoと言うと、どうしてもFrontiers RecordsやESCAPE MUSICフィールドが主戦場なキャッチーでファンキーなメロハー・サウンドのバンドやプロジェクトで熱唱してるヴォーカリストってイメージが大きいですからね。 インギー時代から始まってTALISMAN以降、長らく彼をフォローしてきたファンの望みと正反対の方向性へ進んでしまったドライでダークな鈍色モダンヘヴィネス・サウンドを披露されても、正直購買意欲は刺激されませんもの… で、おっかなびっくりしつつ半ば諦めの心境でこのアルバムを聞いて見た訳ですが、コレがビックリ! 前作で皆無だったメロディアスな要素だったりウェットなメロディだったりが、ちゃんと聞こえてきたのですよ! 勿論、前作と比べてと言う意味で、彼がこれまで関わってきたTALISMANやEYES、TAKARAだったりWET等の一連のメロハー作のメロディアスさやキャッチーさに遠く及びませんが、それでも前作の一切甘味の無い無愛想で焦燥感と苛立ちの塊みたいだったサウンドのトゲトゲしい雰囲気は幾分薄れ、重いリフでゴリゴリ攻めまくるテクニカルでエッジあるギターをメインにしつつキャッチーなコーラス・ハーモニーも時折聞こえる、グルーヴィなウネリとうっすら哀愁漂うメロディが甘すぎない絶妙のバランスで配合されたUSモダンヘヴィネス作に仕上がっていると言えるでしょう。 と言うかコレって、今風のモダンヘヴィネスなバンドやデスメタルなんかも耳にしているリスナーからしたら、まだまだ軟弱なサウンドと言われかねないレベルなんですけどね…(汗 所で一番意外だったのが、前作では余りそのプレイが耳に引っかからなかった Jorge Salan(G)のリード・ギターがまるで別人のようにドライヴ感あふれるスリリングなプレイを披露し、終始において流麗でエモーショナルなのにビックリさせられました。 やっぱりゴリゴリのダークネス・ヘヴィサウンドばっかりじゃ、テクニカルでメロディアスなギタープレイの見せ場が無いもんねぇ~ 前作ですっかり愛想を尽かしてしまった旧来の Jeff Scott Sotoファンな方々もこの2ndは十分楽しめると思いますので、聞かず嫌いしている方は是非一度チェックしてみて下さい。 そうそう、日本盤は3曲ボートラが収録されておりますが、外盤でデラックスエディションもリリースされて大量にボートラが収録されておりますので、ダイハードな彼のファンはそちらの方も是非どうぞ。 トラックリストは以下の通りです。 14 - Final Say (Live) [bonus track] 15 - The Fall (Live) [bonus track] 16 - Break (Live) [bonus track] 17 - When I'm Older (Live) [bonus track] 18 - Stand Up (Live) [bonus track] 19 - Cracking the Stone [iTunes exclusive bonus track] 20 - My Life [iTunes exclusive bonus track]
by malilion
| 2017-01-11 00:44
| 音楽
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