13年ぶりに70年代イタリアン・プログレバンドCONSORZIO ACQUA POTABILEが新譜リリース!


CONSORZIO ACQUA POTABILE 「Coraggio E Mistero ~Limited Edition~」'16c0072376_1143165.jpg

2013年の40周年記念特殊仕様ブックレット付き4枚組アーカイヴ限定作の濃厚過ぎる興奮がまだ冷めやらぬ、70年代の生き残り組ベテラン・イタリアン・プログレバンドの4thスタジオ・アルバムが13年ぶり(!)にリリースされたのでGET!

ヴォリューム満点のアーカイヴ作を出したし、てっきり今度こそ本当に解散したのかもと思ってましたので、ファンにはこの新作嬉しい驚きでしょう(w

70年代の凝った装丁のジャケを思い起こさせる、変型観音開き紙ジャケット&インナースリップ仕様の限定盤の出来が、如何にも70年代プログレ作、っていう趣を増して実にいいですねぇ♪
通常のプラケース盤もあるようですが、やはりここは迷わずこの限定盤をGETしましょう。
このバンドにはこの時代がかった変形ジャケが実に似合います(*´ω` *)

元々ツインギターにツインキーボード、そしてフルート奏者入りという8人組の大所帯の彼等ですが、さすがにこのインターバルでメンバーチェンジが起きてしまった模様で、本作からドラムとキーボードの片割れがチェンジしている。

そしてメンバーチェンジではないものの、本作一番の話題と言えば70年代からの生き残りイタリアン・プログレバンドJUMBOのヴォーカリスト Alvaro Fellaをゲストに迎え全編に渡ってその歌声をフィーチャーした初の9人編成での製作となっている事だろう。

何を思って同郷バンドから Alvaro Fellaをフロントに迎えての製作なのか定かではないが、やはりバンド成立当初からヴォーカルが弱い(Maurizio Mercandinoの歌声は癖がなくマイルドで聞き易い反面、強烈な個性には欠ける?)という長い間の弱点を彼等自身もよく理解していて、そこを強化すべくこのゲストを迎えたと考えるのが妥当ではないだろうか?

その Alvaro Fellaの暑苦しくもパワフルな歌声を得た事によって、良くBANCOスタイルと言われてきたものの実はそれ程似ていなかった彼等元来のクラシカルな70年代プログレ・サウンドが一気にヴィンテージ色を濃くし、ここに来て本当にBANCOっぽく聞こえるサウンドになってしまったのにまず驚かされた。

どこまでもメロディアスで繊細なキーボードと優雅なアコギの爪弾き、そしてリリカルなフルートの音色が絡む匂い立つような叙情感をメインにした彼等のサウンドが、元々パワフルというタイプでなかったが故BANCOっぽくなかったのに、新ドラムスも併せてパワーを得る事によって以前のカラーが打ち消された結果なんでしょうかね?

そして、本家BANCOが看板であった Francesco Di Giacomoの歌声を失う悲劇に見舞われて開店休業状態な今、彼等がこのスタイルのサウンドを推しだして来たと言う事は、BANCOのサウンドを受け継ごうと言う意志の現れなのだろうか…(汗

なーんて、これは邪推しすぎですね。

そもそもが借り物のフロントマンだし、本作のサウンドもまんまと言う訳でなく、40周年記念作のDisc3収録の数曲でその変化の予兆を感じさせていた、ちょっとグリフォンのような中世風サウンドとJAZZっぽいキーボードサウンドが聞く事が出来た楽曲のテイストが本作でも至る所で感じる事が出来て面白い独自性を確立しつつある模様だし、これだけのベテランが今さら他の有名バンドのコピーに成り下がる訳もないのだから。

それにBANCOのように活動途中で音楽性がポップに変化したり、主要メンツが抜けたりもしてない、純然たる70年代プログレを一貫して延々と演奏し続けてきている彼等の方が、むしろ本流とも言えるのだし…

ともかく、これまでの彼等のどこか野暮ったくマイナーだった古式ゆかしい70年代プログレ作風とは明らかに印象が違う本作、これまで彼等の印象が宜しくなかった王道イタリアン・プログレ・ファンにこそ聞いて欲しいですね。

以前のように古臭すぎず、かといってモダン化の度合いも程々な、パワフルで濃厚な直情イタ公ヴォーカルをメインに据えつつツイン・ヴォーカルをフィーチャーし、70年代HR風のヘヴィなギターがピリリと楽曲を引き締め、プログレ・ファン大好物の鍵盤がツインで所狭しと引き倒しつつ引き際も弁えていると言う、動と静が怒涛の如く渦巻き一大絵巻を描き上げるこの新作、如何にもなドラマを感じさせるジャケといい、『勇気とミステリー』というタイトルといい、イタリアもの好きグレファンに、是非お薦めですぜ!
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by malilion | 2016-11-28 01:08 | 音楽 | Trackback
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