安定高品質の新譜を今頃GET! FIRST SIGNALの2ndデス!


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イタリアが誇るメロディアス・ハード系名門レーベルFRONTIERS RECORDS主導で始動した、名ヴォーカリスト Harry Hess(HAREM SCAREM)と売れっ子プロデューサー&外部ライター陣による話題のプロジェクトバンドの6年ぶりとなる2作目を今頃GET!

このFIRST SIGNALプロジェクトは、高品質なのは折り紙付きの安心作なので、慌てて購入しなくても…と、後回しにしてました(スマヌ

で、FRONTIERS RECORDSの肝入りと言う事で1stにはECLIPSEやWETの Erik MartenssonやHOUSE OF LORDSの James Christianをはじめメロハー系実力派ソングライターやミュージシャンがその名を連ねていた豪華プロジェクト作だったわけだが、本作はバックバンドのメンツや外部ライター陣、そしてプロデューサーもDennis Ward(PINK CREAM69)から Daniel Flores(MIND'S EYE)へと大方の顔ぶれが変わっている。

前作の豪華な楽曲提供陣の質が悪かろうハズも無いのだが、恐らくマンネリを打開する為か、本作はFRONTIERSお馴染みの Alessandro Del Vecchioや Daniel Flores等の楽曲をメインにせず、Daniel Flores絡みの北欧ミュージシャン人脈が活かされたのか Thomas Vikstrom(TALK OF THE TOWN、THERION、STORMWIND、CANDLEMASSetc..)をはじめ、Pete Newdeck(IN FAITH、BLOOD RED SAINTS)、Nigel Bailey(THREE LIONS、BAILEY)、THE POODLESとの共作で知られる Mats Valentin等の作家陣の楽曲をメインに据え、Harry Hessと同郷のカナダ人SW Brian Meloの楽曲も取り上げるなど、前作とは毛色の異なる楽曲を取り揃え、前作を購入したファンにも新鮮味を感じられる工夫を施しているのは、流石メロディアス・ハード系名門レーベル主導作と言った所だろうか。

まぁ、裏方陣の顔ぶれが変わってはいても、元々のコンセプトである『初期HAREM SCAREMファンへ向けての楽曲をHarry Hessが歌う』という方向性に変わりは無く、相変わらず“HAREM SCAREMを彷彿とさせる爽やかにドライヴィンするサウンドはキャッチーにしてフック満載、バラードは甘く切なく美しく、と眩いばかりにドPOPなコマーシャル性の高いHR曲を意識的に収録しているアルバム”という点を十二分に満たしているので前作が気に入った方や高品質なメロハー楽曲を好む方ならば間違いなく満足する一作と言えるでしょう。

ただ、バッキングヴォーカルで前作同様に盟友 Darren Smithが参加している事もあって分厚いコーラス・ワークが楽しめるし、楽曲全体がHAREM SCAREM風味に満ちあふれてはいるものの、プロジェクト作と言う事と制作主導が Harry Hessではないので、バンド作のような一体感やロック作特有の熱さ、そして生っぽいフィーリングは皆無なのが少々残念ではあります。

そして、これは個人的には不満点ではないのですが、FIRST SIGNALの企画コンセプトを考えた場合、初期HAREM SCAREM風サウンドを狙っているはずなのに、本作はキーボードの比重が大きくギターの活躍の場が少なく感じる為か、初期HAREM SCAREMが持っていた煌めくようなアメリカンHR作の勢いよりAOR作のような小綺麗感の方が強く感じられてしまう点と、プロデューサーや裏方陣が北欧系だからなのか、ちょっとノスタルジックな80年代後半の北欧メロハー風サウンドと言うか欧州的な哀愁とウェットさが前作より色濃く楽曲に漂っている為に、微妙にピントがズレて感じられる箇所が多々有り、それがマイナス・ポイントと感じる方がいるかもしれません。

ともあれ、高品質なメロハー作をお求めの方にはプロフェッショナルな作品として強くお薦め出来る一枚なのには変わり有りません。

下手にどこの馬の骨とも分からないB級インディ・バンド作に手をだすくらいなら、このアルバムを購入するのが安牌ですよん(*´ω` *)
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by malilion | 2016-11-05 21:13 | 音楽 | Trackback
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