テクニカル要素薄めなプログレメタル ETERNITY X


ETERNITY 「Never Ending Dream」'91 c0072376_323183.jpg

SOUNDSCAPE聞いていたら、5人組ツインギターのUSA産プログレメタル・バンドの事も思い出したのでご紹介。

DREAM THEATERやSHADOW GALLERYのサウンドとの類似点を当時から指摘されていた彼等だが、複雑に展開する楽曲形態にプログレ的なテイストは感じられるが、実は彼等の音楽的バックボーンにプログレ的な要素は余り無く、むしろ雄々しいエピック的なHMサウンドがベースとなっているように思える。

スラッシュ的なスピーディーさは無くむしろ古典的アメリカンHMなフォーマットに、夢劇場のような過剰なヘヴィさも無く、複雑怪奇な展開のメロディ迷子なハイテク楽曲という訳でもないので、ちょっとプログレっぽい展開のある楽曲のHMバンドとしてプログレメタルへの入門バンドとしてはいいかもしれない。

これでもう少しヴォーカルが巧くて、もうちょい歌メロにキャッチーさがあり、バックの奏でるドライなサウンドがもう少しメロディアスだったなら、ここ日本でももっと注目されたかもしれませんね…
所々で聞こえるエレピの華麗な調べや、アコギが爪弾く繊細なメロディに光るものはあったのに…(つд`)

…というか、デビュー前のデモテープ時のプログレ要素皆無なメロディアスHR風サウンドの、ほどほどキャッチーでストレートなB級アメリカン・ロックを奏ってる時のサウンドの方が好きだったんだよなぁ~~~
当時、全世界を席巻した夢劇場の影響とは言え、当初の方向性のまま活動してくれていたなら、また違った展開もあったかもしれませんね。

当初4人組で85年にスタートした彼等が、初音源の5曲入りデモテープ「Never Ending Dream」'91、続く6曲入りデモテープ「After The Silence」'93(EP盤で一曲インスト追加の7曲入りも存在?)をリリースし、メンバーチェンジを繰り返してツインギター&キーボード入り6人組となり満を持して 「Zodiac」'94 で自主製作盤デビューしたものの、すぐメンバーチェンジが勃発してキーボードとギタリストの片割れが脱退、ヴォーカルでリーダーのKeith Sudanoがキーボードとサイドギターを兼任する4人組へ戻って、続く2nd「Mind Games」'95 を自主製作でリリース。
そして、この2ndまではETERNITY名義だったものの、同名バンドとの混同を避ける為に、3rd「The Edge」'97 リリースを期にETERNITY Xへバンド名を改めている。

音楽形態的にキーボード兼任は厳しかったのか、この3rdリリース前にキーボーディストのみ再び迎えて5人組になったものの、バンド活動が上手くいかずメンバーチェンジが再び勃発し、デモテープ時から唯一オリジナルメンバーで残留しているベーシストの Robert Maziekien(Zeek)のみ残してツインギターのキーボード抜き5人組バンドとしてメンツを一新したものの結局4th制作中に活動を休止してしまう。

そのお蔵入りになっていた最終作のデモ音源は、結局2000年にデモのまま4th「From the Ashes」としてリリースされ、バンドは解散。
バンドサイトでは続くロックオペラ的なアルバム「THE ORDER」がリリースされるとアナウンスされていたが、リリースは未だに実現していない。

リーダーの Keith Sudanoによって近年再結成が画策されたものの願いは叶わず、2014年にソロアルバムをリリースするに止まっている。

因みに1st、2nd共に98年にドイツのインディレーベル ANGULAR Recordsからリイシュー(デモテープからボーナストラック収録)されているので、今でも比較的容易に中古盤を見つける事が出来るハズ。

デモテープの音源も今ではDLして購入する事が出来るので、もし彼等のサウンドを気になる方がいましたらちょっとチェックしてみるのもいいかもしれません。
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by malilion | 2016-09-24 03:12 | 音楽 | Trackback
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