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北欧グレメタルに乗るUKチックな歌メロ…AUDIOPLASTIKのデビュー作。


AUDIOPLASTIK 「IN THE HEAD OF A MANIAC」'15 c0072376_17502392.jpg

かなーり遅れて今頃彼等のデビュー作をGETしたので、ご紹介をば。

恐らくこの新鋭プログレメタル・バンドの事をチェックした方は、メンバーが元居たバンドのファンな方でしょうから、その出来が悪いハズはないと理解されていた事でしょう。
実際、自分もリリースされる情報をチェックし、このメンツなら慌てて買って出来を確認する必要もないな、と思って購入を後回しにしてましたから(汗

その注目のメンツはと言うと、元DARWIN'S RADIO&元FROST*の Dec Burke(Vo,G) THRESHOLDの Richard West(Key,Vo) 元PAIN OF SALVATIONの Simon Andersson(G,B,Programming,Key)の三人というプログレメタル・ファンやUKプログレ・ファン、そしてユーロ・シンフォファンにはお馴染みの顔ぶれが揃っており、アルバムを聴く前から高品質なのは折り紙付きって訳ですね。

で、内容の方はと言うと、Dec Burkeがリリースしてきた2枚のソロ作に漂うリリカルな音楽性をベースに、よりメタル感を増した硬質なサウンドに近づけたイメージで、一聴した感じはドイツ辺りによく居るテクニカル且つダークでミステリアスな抒情性を湛えたモダン・プログレメタルのようなサウンドに思えるが、Dec Burkeのヴォーカル・アプローチが明らかにウェットなUKポンプの流れを汲んでいる点と、サウンドのイニシアチブをとっている Simon Anderssonが北欧プログレメタル特有のクリアで整合感の強い渋く甘味の無いサウンド(ドラムスは打ち込みな影響もある?)を創っているので、明らかにドイツ勢と耳障りの違うモダンでメロディアスなプログレメタル・サウンドに仕上がっている点がこのプロジェクトの個性だろうか。

またプログレメタル系にしては楽曲においてヴォーカル・パートの比重が多く、ダークでモダンでテクニカルなサウンドもあいまって、個人的には後期RUSHの音像に近いようにも思えました。

デビュー作だし、バンド掛け持ちメンツのコラボ・プロジェクト作なんで細かい事を言っちゃなんですが、隙の無いハイクオリティなサウンドではるものの、ちょっとリズムの変化に乏しく、派手なインタープレイも押さえ目な北欧メタル特有の冷徹サウンドとあっては、玄人受けはするかもしれないけど一般層にはあまり訴求しなさそうなサウンドなのが少々残念ではあります…

次回作があるなら、ポップでキャッチーな歌メロを入れるとか、もうちょい整合感を崩して派手なインタープレイを聞かせてくれるとかすれば、一般受けの度合いも増すんじゃないでしょうかね?

まぁ、最初っからこのプロジェクトがその方向を捨ててるなら余計なお世話って感じでしょうけど(苦笑

ともかく質は高い作品なのは間違いありませんので、三人のメンツのファンの方ならチェックしても損は無い一枚と言えるでしょう。
by malilion | 2016-08-23 17:45 | 音楽 | Trackback
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