DRIFTING SUN 「Safe Asylum ~Limited Special 2 Bonus Track Edition~」'16 ![]() 15年に突如として復活し17年ぶりとなる3rdアルバムをリリースした記憶も新しい彼等が、まさかの新作4thをもう届けてくれたので慌ててGET! フランス人キーボーディスト Pat Sanders率いるプロジェクト・バンドなのでメンツが流動的な彼等だが、さすがにこのインターバルではメンツ変動はなく、前作時空席だったベーシストの座に専任プレイヤ Manu Michaelが迎えられ、5人組バンドの体裁が整えられて新作は製作されたようだ。 バンドのクリエイティビティが活発なのか、同一メンツで一年間活動したのが幸いしたのか、この新作の楽曲では前作で感じられたようなメタリック・サウンドのチグハグ感は一切無く、ファンタジックなジャケットアート通りな、湿り気を帯びた英国叙情が漂うメロディアスなモダン・ユーロ・シンフォサウンドを聴かせてくれる。 どの楽曲もリリカルで華麗なキーボード主導ながら、前作でも感じられた繊細なアコギ・パートや、薄っすらメロディをなぞる柔和なコーラスだったり、優美なストリングス・パート等の美しいアンサンブルや“引き"の美しさが際立つアレンジがバッチリと決まり、これまでの彼等の作品で随一の完成度を誇るアルバムなのは間違いないだろう。 初回限定盤でボーナス2曲入り10曲収録版アルバムが500枚限定(CD-R盤だけど…)でリリースされているので、UKモダン・シンフォ好きな諸兄等は素早く入手するのをお薦めしたい。 本盤は自主制作盤Rなので、ひょっとして後々どこかのインディレーベルと契約して、ちゃんとしたデュプリ盤がリリースされるかもしれないが、そうそう楽観視出来無い(何度痛い目にあった事か…)のがマイナー・プログレ・バンドのアルバムなので、お求めの方はお早目に!
by malilion
| 2016-05-21 04:09
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