LEE ABRAHAM 「The Seasons Turn」'16 ![]() 第二世代UKポンプとして未だ気を吐くGALAHADに一時期在籍しアルバム制作に参加もしたのに、その存在をバンドに抹消された(涙)ポンプ系UKマルチミュージシャンの5thがリリースされたのでGET! 如何にもプログレ系という、センチメンタルでファンタジックな美しいジャケアートを眺めるだけで、どんなリリカルなサウンドが飛び出してくるのかプレイヤーにレコードを乗せる前からワクワクさせられる。 で、内容の方はと言うと、ソロ作ながらも基本的にKey入り5人組編成バンド(Lee Abrahamは今回VoとBにノータッチ)のプレイを中心に、豪華ゲスト勢を多数招いて制作されるいつものパターンに変化はない。 注目のゲストの方は、ほぼ00年代デビューのUKネオプログレ・バンドのメンツばかり CREDOの Gerald Mulligan(Ds) CREDOの Mark Colton(Vo) Darwin's Radio、FROST*の Dec Burke(Vo&G) NINE STONES CLOSE、RIVERSEAの Marc Atkinson(Vo) TINYFISHの Simon Godfrey(Vo) JADIS、IQの Martin Orford(flute) COSMOGRAFの Robin Armstrong(Back Vo)等々… を迎えているので、各バンドのファンやプレイヤーのファンならば入手しておいて損は無いだろう。 サウンドも前作と同路線で、柔らかなキーボードの音色に包まれた、穏やかな叙情をたたえたドラマチックで感傷的なシンフォ作だ。 4名のゲスト・ヴォーカルが代わる代わる個性豊かな歌声を披露するので、それだけでも各曲の顔つきが変わり、まったり気味になりがちなサウンドをヴァラエティ豊かにしている(*´ω` *) 前作以上に咽び泣くエモーショナルな哀愁のギターが、ゆったりと流れゆく楽曲を盛り上げる重要ポイントを担っていて、鍵盤系サウンドは完全に引き立て役になっているから、派手なキーボード・プレイをご所望な方には少々物足りないかも。 まぁ、基本歌モノ中心で穏やかな楽曲の彼のソロに、ソレを期待して購入する方は余り居ないとは思うけど… メロディアスでゆったり美しいシンフォ・サウンドをお求めの方は、是非一度チェックしてみて下さい。 相変わらずの自主盤なので、お求めの場合はお早めにね!
by malilion
| 2016-05-04 00:25
| 音楽
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