歪でダークな実験作…LO-FI RESISTANCEが新譜をリリース!


LO-FI RESISTANCE 「The Age Of Entitlement」'14 c0072376_33343.jpg

北米東海岸シーンのマルチ・ミュージシャン Randy McStine(Vo,G,key,ds,programming)によるUSプログレ・プロジェクトの3rdが発売されたので、速やかに確保。

デビュー作、2ndと名うての凄腕ミュージシャンを多数ゲストに迎え作品を発表してきた Randy McStineだが、本作には一切クレジットが無いのと、これまでのモダン・シンフォな作風とガラリと変わった実験的な作品(7曲、32分…短っ!)なので、今までのような有名所のゲストは迎えていないのかもしれない。

本作ではデビュー時の所謂プログレ系リスナ-が好むSPOCK'S BEARD風なモダン・シンフォサウンドは聞けず、当初より散見していた内省的で微妙に歪な幻想性を孕んだ怪しい音楽性がより強まった、ねじくれた悪意を含んだような音響とエレクトロノイズに満ちたダークで奇妙な作品に仕上がっているので、前二作を気に入っていた方でも本作については好みが分かれる事だろう。

まぁ、正直聞いていて心地よさなんて絶無、古典的プログレ要素皆無でまともなヴォーカル・パートも殆ど無い、打ち込み全開なデジタリーで無機質ノイジー鈍色サウンドがいきなりアルバム冒頭で猛威を振るっちゃってゲンナリしないことも無いので、その手の電子ノイズ音もいける、という方だけが手を出すべきかと('A`)

ただ終始ノイジーと言う訳ではなくトータルでは僅かだがウェットな歌モノ・パートや、アメリカン・ゴシック風なポップなパートと英国的メランコリックなメロディが薄っすら漂う優美なパートなんかもあって、実験=プログレと考えるならコレも屈折したモダン・プログレ作と言えるだろう。

冒頭数曲を聴いて、『なーんかコレは違うなー』と、あっさり切り捨てるには惜しい一作に思える。

まぁ、2ndでヘヴィでダークながらメランコリックでキャッチーな秀逸モダン・シンフォ作を聞かせてくれたんだし、この実験を経て来る4thでどういった方向へ彼が進むかで次作を購入するか決めましょうかね…
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by malilion | 2015-11-14 02:57 | 音楽 | Trackback
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