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シアター症候群の夢の後…


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ラックを整理して転がり出てきたスペイン産テクニカル・パワメタバンドの2ndを今頃聞いておりました。

98年にボートラ入りCD付き2枚組というデビュー作らしからぬサービス精神あふれる1stをリリースし、続くこの2ndではメンバーフォトカード、ジャケ・イラストの大型ポスター、そしてジャケシールと、インディ・バンドにしては豪華なオマケ付き長方形BOXペーパーパッケージ2000枚限定盤2ndをリリースした彼等。

6年の沈黙の後、07年に3rdをリリースしたが、その後の情報が途絶えている所を見ると既にバンドは存在していないのでは…

このバンドのサウンドを端的に表すと、DREAM THEATER風(特に2nd時期)テクニカルパート+BLIND GUARDIANを筆頭にしたジャーマン風スラッシュ的疾走リズム、だと思うのですが、字面だけ見ると恰好良いサウンドになりそうに思えるものの、目指す方向に思考が追いつかずに結局テクでゴリ押しした為に楽曲が消化不良を起こし、終始垢抜けぬB級臭さを放ちっぱなしな耳にメロディが残らぬシアター症候群のマイナーメタルバンドそのものと言ったサウンドになってしまったのが残念なバンドと言えましょう。

2nd作成前にヴォーカルをチェンジし、時を経て制作した3rd時にドラムスをチェンジし、それでも終始難解なサウンドを長尺な楽曲で果敢に構築しようと挑み続ける点は立派ではありますが、それ故に3rd時点でもサウンドは洗練されきっておらず、転調を繰り替えずリズムとキャッチーでない歌メロ(ヴォーカルの濁り声と力量的にも問題点は多い…)、そして各楽器の奏でる複雑なフレーズが今一つかみ合わず、時折耳を惹くフレーズがあるもののアルバムを聞き通すと楽曲にフックが欠けている印象ばかり残ってしまい、お手本バンドに無い宗教音楽臭(お国柄?)やサントラ的SEの多用等オリジナリティを確立しようという努力も見受けられるのだが、繰り返し聞こうという意欲を著しく削がれる一作と評さざる終えません('A`)

殆どスペイン語で歌いサビのみ英語で熱唱する彼等のスタイル、どこか日本のメタル系バンドを思わせ実に微笑ましいんですけどねぇ(*´ω` *)
by malilion | 2015-07-08 09:48 | 音楽 | Trackback
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