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脂っぽい厚塗りシンフォの後、一服の清涼剤の如きサウンドですわ~♪


MINIMUM VITAL 「Pavanes」'15 c0072376_3553895.jpg

双子のマルチ・プレイヤー Payssan兄弟(keyとG)を中心に80年代から地道に活躍するフランスのマイナー・プログレ・バンド6年ぶりとなる新譜が久しぶりに届けられたのでGET!

中世トラッドや古楽、地中海音楽や民族音楽等を織り交ぜた、YESやGRYPHON、JETHRO TULL、そしてMike Oldfield等の影響を感じさせるフォーキー・サウンドは、80年代のデビューからアルバム毎に様々な変化を見せ、ダークなシンフォ・サウンドに偏ったり、ポップなコンテンポラリー・サウンドに接近したりしつつも、本作でも変わらずトレードマークの古楽器を扱った魅力的な楽曲で楽しませてくれる。

前作から新譜発売までのインターバルが関係したのか、それともあふれ出る創作意欲の結果なのか本作は2枚組の大作アルバムだ。

殆ど歌声の無いインスト・アルバムながら、獣人が森の中で楽器を演奏しているという如何にもプログレ系らしいファンタジックなジャケット・イメージ(モノクロっぽい色使いなのも格調高く感じさせるね!)そのもの、と言ったミステリアスな楽曲の上を、時にエキゾチックなフレーズが軽やかに舞い、時にコミカルなフレーズが朗らかに踊り、様々な表情をアルバムの中で描き出して聞く者の耳を途中で飽きさせないのは流石ベテランと言った所だろう。

ロック的なパワフルさやシンフォ的な音の厚み(シンセの音、チープ過ぎないコレ?)は望むべくもないが、それらと別方向の古楽器が奏でる開放感あるナチュラルサウンドが心地よい、インテリジェンス豊かなプログレ・サウンドが楽しめる秀作なのは間違いない一品です。
by malilion | 2015-02-15 03:49 | 音楽 | Trackback
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