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久しぶりにUSAネオプログ・バンドSALEM HILLが新譜をリリース!('(゚∀゚∩


SALEM HILL 「The Unseen Cord - Thicker Than Water」'14 c0072376_020422.jpg

テネシー州出身のKANSAS系アメリカン・ネオプログ、セリーム・ヒルの4年ぶりとなる通算10作目(LIVE作1枚含む)がリリースされたので早速GET!

リードVoの Carl GrovesがGLASS HAMMERの『Ode To Echo』'14 に参加していたりしたものの本体バンドの活動が聞こえてこなかった彼等だが、やっと新作を届けてくれた。

インターバルが開いたものの、メンバー変更などなくここ数作と同じお馴染みの4人で一安心といった所か。

この新作では、何時にも増してセンチメンタルで煌びやかなkeyシンセの音が心地よく、アメリカンバンドらしい甘いVoコーラスを前面に押し出した穏やかでポップな楽曲がメインで、以前のような如何にもプログレ然としたインタープレイや派手なソロはめっきり影を潜めてしまったものの、ベテランらしく虚仮威しに頼る事無くアコースティカルでシンプルな楽曲を切々と歌い上げるVoと泣きのギターが絡んで描き出すドラマチックな情景は絶品だ。

但し、かなりVoコーラスに比重が置かれたハートフルな楽曲がアルバムに納められている事もあって、一聴した印象はCCM系かなにかの穏やかで地味な宗教系アルバムかと錯覚してしまう程で、音圧ありきの最近のハード目なサウンドを好む方やドシンフォな定番サウンドを求める向きなアルバムでないのは確かだろう。

ただ、ラストの30分近い大曲(ちょっと助長だけど…)では抑えていた激情をここぞとばかりに解き放つかのようなユーロテイスト満載なシンフォ・サウンドが炸裂し、如何にもアメリカン・ネオプログバンドらしいジャージィなオルガン・リフやメロ、そして叙情的な美旋律が小気味よく交錯する立体的で複雑な展開を繰り広げる構築美ある楽曲を聞かせてくれ、旧来のファンへのアピールも忘れていない所が心憎い(*´ω` *)

派手さは無いもののベテランらしい円熟味ある穏やかなアルバムなので、その手をお求めな方は手を出さない方が無難でしょう。
反対に近年のMARILLIONのように、素朴な楽曲のシンプルなメロの良さを味わう楽しみをご存じな方なら本作も十分に楽しめる事請け合いです。
by malilion | 2014-11-27 00:16 | 音楽 | Trackback
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