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再びメロディアスな幻想世界を描き出しはじめたPENDRAGONの新譜!('(゚∀゚∩


PENDRAGON 「Men Who Climb Mountains -Limited 2CD Edition-」'14 c0072376_1164113.jpg

今や英国が誇るシンフォ系ベテラン・バンドの筆頭とも言える彼等の、ボーナス・ディスク付き2枚組限定盤&NICK BARRETTの直筆サイン入り初回入荷限定盤を某輸入店で購入したのでご紹介をば。

ここ数作、以前のようなファンタジックでドリーミングな『如何にもUKポンプ!』というような趣あるジャケではなく、ダークでモノトーンなジャケばかりになってきた彼等だが、それは演っている音にも表れていて、前作「Passion」'11 以来3年ぶりにリリースされたこの新譜も、所謂ポンプ&プログレ系に多い派手な虚仮威しやハッタリの効いたインタープレイを捨て去った(奇しくも同期のMARILLIONと同じ道を辿ってますね…)モダンな音像のメロディアスなシンフォ作だ。

ドラマーが Scott Higham からFROST*の Craig Blundellに交代して初めて制作されたアルバムだが、良くも悪くも Nick Barrettの描くシンフォワールドには些かのブレも変化ももたらしていない。

“山の頂を目指す登山家”を比喩に困難に立ち向かう人々を描いたコンセプチュアルな作品と言う事で、何時にも増して重苦しく暗いトーンで統一されたシリアスな張り詰めた空気が満ちるアルバムを、Nick Barrettの透明感あるエモーショナルな泣きのギターとメロウな抒情性が胸に迫るドラマチックなフレーズが駆け抜ける力作だ。

ここ数作はダークでアグレッシヴな音像を加味した新しいサウンドへの試行錯誤を繰り返していた彼等、その副作用でか薫り立つような美しいメロディの扇動性に翳りを生じさせてしまっていたように思えるが、本作は Clive Nolanのオーケストレーションを含むシンフォニックなキーボード&リリカルなピアノに、ソリッドなリズム陣が一糸乱れぬ奔流となってモダンで華麗なシンフォニック・サウンドを描き出し、以前のような幻想性を久しぶりに想起させてくれたのが個人的には嬉しい点だろうか。

一聴するとダークでモノトーンな暗い音のアルバムに聞こえるものの、その奥では「Not Of This World」'01 の頃のような、このバンドならではのドラマティックで壮大なスケールを感じさせるブリリアントで美しいメロディアス・シンフォサウンドが鳴り響いているこの新作、お薦めです!('(゚∀゚∩

ボーナス・ディスクには、Nick Barrettによる英国でのソロ公演からAcoustic Live音源を12曲収録しているので、ファンなら当然この限定盤をGETしましょう。

Disc 2(Nick Barrett Acoustic House Concert ◆Live at Twig's)

01. The Voyager
02. A Man of Nomadic Traits
03. This Green and Pleasant Land
04. Nostradamus
05. Paintbox
06. King of the Castle
07. Indigo
08. The Freakshow
09. Masters of Illusion
10. Space Cadet
11. The Edge of the World
12. It's Only Me
by malilion | 2014-11-14 01:12 | 音楽 | Trackback
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