SUNBLIND LION 「The Sanatorium」'14 ![]() まさか今年の初めに彼等が再結成して、しかもアルバムをリリースしてるとは知りませんでした(汗 んで、今頃こっそりと音源を購入したので、ここでご紹介をば… SUNBLIND LIONはUSAウィスコンシン州で1974 年に結成され、これまでに3枚の自主制作アルバム「Observer」'76 「Above and Beyond」'78 「Live Lion」'80 を残しているアメリカン・プログレハード・バンドで、STYXの劣化コピーのような楽曲が中途半端に商業路線な音楽性の為か、はたまたアメリカンプレグレハード全盛期前に解散してしまった為か、インディ活動だった為に当時から日本での認知度も低く、ここ日本ではハッキリ言ってその存在が殆ど知られていないドマイナーなバンドと言えるだろう。 これだけドマイナーな作品の発掘音源リリースやリイシューなんかが毎月リリースされてコレクター諸兄を歓喜させているにも関わらず、未だに彼等の作品がCD化されていないのが不思議なのですが、まぁ再結成したその好々爺としたメンバー達の姿だったりを見ると、余り自身の過去音源リリース等に積極的じゃない(サイトではアナログLPを売ってる…)大雑把な方達なのかなぁ、と思ったりして… 前記したように未だに彼等の旧作は未CD化なので最近グロプレを聞き始めたような方はその音を耳にした事が無い方も多いかもしれないが、便利な時代になったもので今は某動画サイトに殆どその音源が(違法…)UPされていて、そのKANSASとJETHRO TULLをMIXしてSTYXで割って薄め、さらに大味で野暮ったくしたような音(汗)を確かめる事は可能だ。 公式サイトを見る限りでは、今でも限定的にLIVE活動を催している様子だが、あまり積極的な活動はしていない模様ですね。 まぁ、本人達的にも“昔馴染みが集まって楽しむ為に地元じゃちょっと有名だった懐メロを演奏してる”みたいな感じなのかな? 当時から楽曲の出来にバラつきがあったり、全米を賑わした有名曲を収録してる訳でもない彼等のアルバムだが、この再結成作(1927年の短編小説に基づく結核サナトリウムに送還された青年の冒険がアルバム・コンセプト)は、ツインGでkey入り6人組編成にも関わらず音数が少なくレイドバックした作風の枯れた味わいある作品(リラックスしたカントリーみたいな曲まで…)になっていて、数曲かっての姿を彷彿させる楽曲も収録されているものの当時の作風を期待する方は完全に肩透かしを喰らう事になるだろう('A`) アルバム収録曲をWEBで全曲試聴出来るサイトもあり、内容を確認した上でコレクション目的で購入したので自分的には文句はないけれど、知られざるUS産プログレハードの傑作! みたいなのを期待しちゃう方は手を出すべきじゃない平凡で退屈なアルバムなのは確実です。ハイ(汗 出来る事ならこれまでの作品がオフィシャル・リイシューされるのを望みたいですね…
by malilion
| 2014-11-06 17:34
| 音楽
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