人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ホラーでシアトリカルな北米産ダーク・オルガンロック BIGELFの新譜を国内盤待ちきれず購入!


BIGELF  「Into The Maelstrom -Limited Edition 2CDver-」'14 ホラーでシアトリカルな北米産ダーク・オルガンロック BIGELFの新譜を国内盤待ちきれず購入!_c0072376_18544731.jpg

音だけ聞くとUSA産(LA出身!)とは俄に信じられない70年代UKヴィンテージ臭をプンプンと撒き散らすスペイシー&サイケ&ストーナー・サウンドが混沌と結合した異色のプログレッシブ・メタルバンド BIGELFの6年ぶりとなる通算4作目アルバムをGET!

ちょっと待ってみたけど日本盤の情報が聞こえてこないので買っちゃいました…まぁ、前の日本盤の売り上げ的に新作の日本盤発売は厳しいんじゃないかなぁ、とか予想してみたりして…

前作「Cheat The Gallows」'08 リリース以降、長期間活動が停滞していたのが影響したのか、残念な事に現在バンドメンツはフロントマンのDamon Fox(Vo、Key、G)とDuffy Snowhill(B)の2人のみが固定メンバーで、他のメンツは全員脱退してしまった模様だ('A`)

ただし残念な事ばかりでなく(本作の売りの一つでもある)以前から親交のあった元DREAM THEATERのドラマー、Mike Portnoyが全面参加してドラムプレイを聞かせてくれている事だろう。

まぁ、残った Duffy Snowhill もプレイしていない楽曲が本作には複数あり、Damon FoxとMike Portnoyの二人だけで収録した楽曲も複数曲納められているのを鑑みると、BIGELFは既にバンドでは無く九割方Damon Foxのソロプロジェクトと化してしまったんでしょうね…

当初よりバンドの中心はオルガン、メロトトン、モーグシンセを縦横無尽に駆使する鍵盤の魔術師(懐かしいフレーズだw) Damon Fox な上にVoパートも担当してますし元からその要素は強かったので、70年代風UK&ユーロ指向の強いヘヴィ&ドーゥミィなオルガン・ロックサウンドが大きく変化(器用にスタイルを変えられ無いのは皆すぐ分かるしw)するはずも無いんですが、やはりソロプロクジェクトとバンドは見方も聴き方も変わってくるんで…

とは言え内容の方は相変わらずで、邪悪で混沌とした重苦しい狂気漂うPINK FLOYDやHAWKWINDを彷彿させるスペイシーでサイケなブルースロックにYESを筆頭に70年代UKグロプレな構成を組み合わせたかのような、ハードエッジ且つテクニカルな展開が実にスリリングな楽曲が目白押しで、ドーゥミィにドライヴィングしまくるメロトロンが特盛りのドラマティックでソリッドなダークダウンドは徹頭徹尾BIGELF節に貫かれており、待たされ続けた彼等のファンの期待に十分に応える新作なのは間違いない!('(゚∀゚∩

そうそう、若干歌メロがくっきりポップになったのも Damon Foxの成長を伺わせて嬉しい変化ではありましたね。
相変わらず下手っぴなオッサン声での熱唱なんだけど、このダークネスでシアトリカルなBIGELFサウンドには実にマッチしてますし(w

CD1
01. Incredible Time Machine (03:56)
02. Hypersleep (05:37)
03. Already Gone (03:28)
04. Alien Frequency (04:14)
05. The Professor & The Madman (05:59)
06. Mr. Harry McQuhae (06:13)
07. Vertigod (03:58)
08. Control Freak (02:51)
09. High (07:10)
10. Edge Of Oblivion (06:33)
11. Theater Of Dreams (04:01)
12. ITM (08:09)

Bonus CD2
01. Control Freak  (Freak Mix) (03:09)
02. Control Freak   (Remix) (02:50)
03. Alien Frequency (Remix) (04:14)
04. Alien Frequency (Demo) (02:45)
05. Hypersleep    (Demo) (03:23)
06. Mr Harry McQuahae (Demo) (03:21)
07. Theater Of Dreams (Demo) (02:49)

プログレのダークサイドサウンドが気になる方なら、彼等の新譜は見逃せませんよ! チェックお忘れ無く!
by malilion | 2014-06-30 18:50 | 音楽 | Trackback
<< やっぱ爽快な北欧メロハー作は聞... ルクセンブルクってどこにある... >>