PERFECT VIEW 「Red Moon Rising」'14 ![]() イタリア産インディ・メロディアスHRバンドの4年ぶりとなる待望の2ndをGET! メンツはベースがチェンジしているようですが TOTO+JOURNEY なバンドサウンドの方向性に大きな変化はありません。 ただ前作「Hold Your Dreams」 '10 では、ミッドテンポな楽曲を中心にかなりkey主導なAOR寄りなサウンドだったのですが、流石に4年ぶりという事もあってか、今回の新作では幾分Keyは控えめでG主導なハード寄りなサウンドになっております。 で、それが原因でか前作では気にならなかったVoの技量(というかハードチューンに単に向いてないだけ?)不足を露呈させてしまった感じがするのは否めません。 楽曲の方向性はアメリカンなのに歌メロだけユーロテイストだからイマイチなのか、Gメインでハード寄りになった為なのか、Keyの活躍量が減ったからなのか、ウェット感あるメロディの質というか、爽快なキャッチーさや楽曲の完成度も前作より劣るように思えますが、この辺りは個人的な趣味の問題かもしれませんけど…('A`) 後、ボーナスでアルバム最後に名作アルバムが多いTOTOのアルバムの中でも個人的に屈指の傑作アルバムと思っている『Seventh One』'88 収録の『Home of the Brave』の原曲アレンジに忠実なカバーを披露してくれてるのですが、このカバー曲の楽曲の一級品な完成度とバンドのB級感を拭いきれない楽曲の出来と差が露骨に感じられて(その上、あのJoseph Williamsの溌剌とした美声と比べちゃうと、ね…)しまい、このカバー曲は収録しなかった方が良かったんじゃないかと要らぬ心配をしてしまいました(汗 1st路線のソフトなAOR寄りメロハーサウンドでこそ、このバンドのVoやKeyは活きると思うんで、AORプロジェクトやAORバンドの多いAvenue Of Allies レーベルなので、きっと次作はそっち方向へ再び進む事を期待して待ってます…
by malilion
| 2014-06-11 04:22
| 音楽
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