DELUSION SQUARED 「The Final Delusion」'14 フランス産シンフォバンド待望の3rdがリリースされたので即GET! ジャケを見ただけで『コレは今までと違う!?』と、内容の方の変化が察せられるこの新作、今まで仄暗いモノトーンなイメージのジャケだった彼等が、くすんでるとは言え多少明る目な色付き(笑)のジャケでリリースしてくるとはちょっと驚かされた。 で、今まで通り4つの組曲(13曲)で構成されたコンセプト・アルバムなのは変わらぬものの、ジャケが示唆するかのように楽曲のテイストも変化している。 物憂げでアンニュイなフィメール・ボーカルものなのは従来通りだが、前2作と比べて明らかにシンフォ度とロック度が抑えられ気味で、コンパクトにまとめ上げられた楽曲はよりコンテンポラリー感が強まった(というか、普通のロックポップになった…)ように思えるが、まぁこの辺の差異をどう感じるかは個人的な好みの問題かもしれない。 そうそう、メンツは前作と同じく3人のメンバーを中心にゲストを迎える体制も変わらずなので、新メンバー加入による変化とかではないのは明らか。 どうやらバンドにするつもりはないようですね。 なんだかんだ文句をタレたが、それでも楽曲には十分にユーロシンフォプログレ特有の叙情性を感じられるし、タイトさを増した演奏のせいもあって、これまで以上に繊細に啜り泣くギターや随所に導入される美しいアコギ、そして優美な音色を奏でるキーボードのサウンドが引き立つアレンジ等十分に配慮されているので、これまでように仄かにダークながらロマンチックで気怠げなドリーミング・サウンドの体裁は十分に保っているので、これまでのファンの方も十分に楽しめる内容だと思う。 いきなりジャケに笑顔のメンバーフォトとか使われだしたら一大事(汗)だが、まぁ現時点ではちょっとコンテンポラリー寄りになったシンフォサウンド、という初期のイメージに大きな変化はない、と言えるのじゃないだろうか? ご興味を持たれた方は、後はご自身の耳で彼等の変化の程を確かめてみて下さい(*´ω` *)
by malilion
| 2014-04-16 00:21
| 音楽
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