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ロシアからの変則グロプレバンド ALGABASデビュー!


ALGABAS 「Angels And Demons」'13 c0072376_1551161.jpg

変わり種の多いプログレ系の中でも近年とみに屈折して変則的なスタイルだったり音を出すバンドが多いロシアのウラジミールから、またまた変異種的ネオプログレッシヴ・バンド4人組が出現した。

本作は2013年にDL販売先行でリリースされ今回目出度くデュプリ盤のリリースとなった訳だが、この辺りも最近は『音源はDL販売だけでいいや』というこだわりの少ないミュージシャンが多い中、アーティスティックなこだわりを持っているバンドの心意気が感じられて大変よろしい。 c0072376_1554267.jpg

美声とは程遠い癖の強い歌声(非英語)と芝居がかった歌唱法を聞けば、ヴォーカルがFishに多大な影響を受けているのは一目瞭然で、実際インタビューでフェヴァリットアーティストにFishの名を挙げている。

バンドサウンドは必ずしもシンフォニックな形態に重きを置いておらず、一筋縄でいかぬトンデモ展開や強引な畳みかけのある整合性は今一つと言ったヘヴィ・プログレスタイルで、心地よさだとか美しさという観点だとイマイチとなるだろう。
但し、反対に怒濤の展開の面白さや意外な切り返しは意表を突きまくり、ヘヴィメタリックでダーティなGと如何にもプログレというシンフォニックで重厚なKeyのオーケストレーションの絡みは他ではなかなか耳にする事が出来ぬ面白いサウンドと言えるので、居心地の悪い楽曲のテクニカルでない駄作と簡単に切り捨てるのは短絡すぎる。

2007年にウラジミールでバンドは結成され、リーダーはカザフスタン出身の Sergey Milyaev(B&Vo)で、1stアルバム完成までに幾度かのメンバーチェンジを経ているとの事。
現在はB&Vo、Key、Ds、G、の4人組で、なかなかメンツが安定しなかったのはズバリ金銭問題だそうです(つд`)
お国柄の為か音楽活動だけで食べていく事が全く許されぬ状況のようで、本人達もその事を重々承知しているにも関わらず『我々はヘヴィプログレサウンドとロシアの伝統的な音楽要素をもつネオプログレッシブ・ロックをクリエイトし、演奏する!』と宣言し、果敢に革新的なサウンドを創造する事に挑戦すると、アルバム全曲の詩だけでなくこれまでに詩集を2冊執筆している Sergey Milyaev氏は意気込んでいる。

そんな姿を知ればバンドのファンならずとも音楽ファンならば応援したくなるのは人情ってもんでしょう。
是非、頑張って欲しいものです。

因みにバンド名の「Algabas」は“ thinking ahead = 先々の事まで考える”の意味をカザフ語に訳した言葉らしい。
by malilion | 2014-04-15 01:50 | 音楽 | Trackback
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