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土埃舞う(恐怖の花粉)季節に…泥臭いブルースHRバンドTANGIERの幻の1stを…


TANGIER 「Same」'85 c0072376_13582568.jpg

USA産ブルースHRバンドのメジャーデビュー前の幻の1stを(泣く泣くBootで)GETしたので、一応ご紹介。

一般的に彼等がHMファンに知られるようになったのは、Jake E.Lee率いるBADLANDSがデビューし、LAメタルに代表されるキャッチー路線なポップHRだったCINDERELLAが激渋のブルースロックへ音楽性を変え、まるでデビカバというVoを擁す元DIOの Vivian Campbellが加入して注目を集めたRIVERDOGSや、TESLAがアンプラグド・ブームの火付け役となるアコギLIVEアルバムをリリースして話題を呼んだ90年代初頭に巻き起こったブルース回帰ブーム中に、フィラデルフィアからメジャーデビュー作である2nd 「Four Winds」'89をリリース(ジャケも如何にもな感じの荒野にカゥボーイスタイルで格好イイ!)した時の事だろう。

某誌で『まるで白蛇にGraham Bonnetが加入して熱唱してるみたいなバンド』と紹介された通り、程々にキャッチーでいい塩梅に憂いを漂わせつつ豪快にハードドライヴィンするツインギターと泥臭いUSAハードロック・サウンドの上で、サザンロック風に土埃を感じさせるブルージーでソウルフルな渋い声とパワフルな歌唱力を披露した Bill Mattsonが俄然注目を集めたのが大きかったのは言うまでもないし、自分もそんな紹介文を見て彼等の2ndを購入した一人です。

もっとも、その時は「Four Winds」'89が2ndでなく彼等の1stだと思い込んでたんですけど…(汗

続く3rd 「Stranded」'91 では、なんとその看板Voだった Bill Mattsonが脱退…(ツд`)

その影響かレーベルサイドからのプレッシャーか、泥臭さは薄れて音楽性がよりキャッチーで洗練された方向へ進み、結果リードGの Doug Gordon以外のメンバーが脱退し、新たに Mike LeCompte(Vo&key&G)なるややハスキーでソウルフルな歌声の(前任者に負けず劣らず歌は上手い!)フロントマンを迎えメンツも一新して4人組ツインギター・バンドとして再出発したものの、チャートアクション的に反応はイマイチ(荒野で演奏するヴィデオクリップもMTVで流したんだけどね…)で敢えなくバンドは自然消滅…orz

3rdアルバムの出来、小粒なもののかなりそつない出来で個人的には大変気に入っていただけに残念でした('A`)

以降、Mike LeCompteは自身のバンドLeCOMPTEで地道にインディ活動を続けるものの、他のメンバーの動向は不明…と、なってます。

せめて脱退した Bill Mattsonが新たにバンドを立ち上げるか、どこかのバンドに加入でもしてくれればまだ良かったんですが、完全に音楽業界から足を洗ってしまった模様ですね…残念…

で、手にいれたインディー時代リリースの彼等の1stですが、メンツはメジャーデビュー作「Four Winds」の時と同一で、しっかりと Bill Mattsonがあの渋い歌声を聞かせてくれています('(゚∀゚∩

インディ盤という事もあって音はそう良く(このBootは恐らくCDコピーなのでまだ上質な音な方…)なく、リズムも緩く、スリリングさもイマイチで楽曲は平坦でやや助長に感じてしまうものの Bill Mattsonの抜群の歌唱力は既に光りを放っており、方向性は続く「Four Winds」と同一と言えるでしょう。

というか、若干この1stの方がポップ度が高く、よりメロディアスに感じられるので、3rdの音楽性にも通ずる所が見受けられるのが面白い所でしょうか?

何れにせよ、総合的に見てマニア向けのコレクターズアイテムであるのに変わりはありませんけど。

まぁ、権利関係は不明だし、ヒットした訳でも知名度も無いUSAバンドのインディ時代のアルバムなんて恐らくリマスターやらでリイシューされるチャンスは絶望的でしょうが、元いたメンツがどこかのビッグバンドに加入するか、どこかのバンドへ加入してビッグヒットでも飛ばせば或いは…とか、そんな事を妄想してしまいますね('~')

by malilion | 2014-03-21 13:50 | 音楽 | Trackback
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