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白蛇もこれくらい暴れて欲しかった!BURNING RAIN最新作3rdをご紹介♪


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悲劇の名バンドLION、続くBAD MOON RISING時代から、ここ日本では特に人気があり、今やWHITESNAKEでリードギタリストとして活躍中の Doug Aldrich率いるBurning Rainの13年振りとなる3rdアルバムを今頃GET!

いやー、まさかこのバンド(ていうかユニットか)の三枚目がリリースされるとは予想外でした。

なにせ2ndアルバムリリース後、ボスであるDoug Aldrich がDIOに加入した、という情報が流れてきたかと思ったら、続いてWHITESNAKEにも参加した(!?)らしい、というDoug Aldrich引っ張りだこ状態という謎情報が飛び込んできて一時混乱させられたものです。
どう考えてもメジャーバンド2つを掛け持ちなんて不可能っスからねぇ…そんな状況じゃ、ドマイナーな存在であるBURNING RAINの存続なんて絶望的と思うじゃないですか?

しかし、運命とは皮肉ですよね。
DIOは Ronnie James Dioの闘病(R.I.P Dio...)で活動が滞り、WHITESNAKEもDavid Coverdaleが現在のショービス世界に懐疑的で最早かつてのようなハードワークは行わない状況になって、こうして再びBURNING RAINの活動が始まるとは…

で、久しぶりの新譜の方はというと、Doug Aldrichにファンが望むままな予想を裏切らぬ路線で、これまでのアルバム同様なド派手さは無く目新しさも無い、地味で骨太なブルージー形態のHRを演っとります。

ただ、過去2作と違うのは、13年というキャリアと上記の2つのメジャー所での経験が活きたのか、総じて楽曲のクォリティが高く『LED ZEPPELIN + WHITESNAKE×LAメタル』といった趣のハード・ドライヴィン・サウンドは聴き込む程に耳に馴染んで、まるで70年代ブリティッシュHRのような生々しくも深みのある白蛇直系の正統派HRアルバムに仕上げてきた事だろう。

特筆すべきは、そんなベーシックなHRアルバムにはこれまで以上にスピーディーな楽曲が詰め込まれていて、ソウルフルでモロにZEPPELINを連想させる Keith St.Johnの説得力が増した色気ある歌声(デビカバもかなり意識してるw)と絡みながら、華やかなりし頃のLAメタル群を彷彿させるドライヴ感満載な切れ味鋭いギターソロを、バランスなんぞクソ喰らえとばかりにスロットル全開でアグレッシヴにフラッシーに自由奔放に弾きまくり、スリリングに音符が乱舞する様は、まさに80年代後期から90年代初期頃のメジャー級USAハードロックサウンドといった感じで爽快感抜群!!('(゚∀゚∩

しかも豪快に弾き倒すばかりでなく、引くべき処もしっかりと弁えていて、ブルージーなサウンドお約束の泣きのギターや間の取り方が絶妙で、哀愁漂うギタートーンの表現力も段違いに成長して見せてくれるDoug Aldrich、さすがの円熟プレイと言った所か。

ただ、残念ながらオリジナルメンバーでの活動再開とはいかず、リズム隊がごっそり交代してしまったものの、バンドサウンドが今回で劇的に進歩した事もあって全く気になるような事はないのも嬉しい所でしょう。

WHITESNAKEやLED ZEPPELINファンのみならず、BADLANDSやBABYLON A.D、TANGIERにTESLA…等々懐かしの80年代後期ブルーズ系バンドがお好みだった方なら文句なく気に入る一枚なのは請け合いなので、是非ご購入の検討を!(*´ω` *)
by malilion | 2014-03-18 16:20 | 音楽 | Trackback
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