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ドイツのSHEELAって4thアルバムリリースしてたのね…しらなんだ…('Д`)


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独産アメリカンHRスタイルのkeyを含む5人編成メロハー・バンドの4thアルバムを、実は最近までその存在すら知らず慌てて今頃に購入(汗

しかし、その音を聞いて納得。
確かにこの如何にもグランジ-に影響されました、ってな音を聞けば当時余り輸入盤が入ってこなかったし(メロディアス系じゃないと輸入盤店は取ってくれませんしね…)話題にならなかったんだろうなぁ、と予想が簡単に出来ます。

仮にちゃんと情報が出回って、輸入盤店なんかで試聴出来てたら果たして当時購入していたかどうか…

1995年に1st 「Burned Down」でデビュー、ちょっと80年代前半のような隙間のあるプロダクションなものの、中音域から高音域までそつ無くカバーするデビカバをマイルドにした風な甘い声質のVoが溌剌と歌うキャッチーでフックたっぷりな(ほんのり欧州風味が隠し味的)メロディアスな楽曲といい、分厚いコーラスがとても魅力的で、ホントにドイツのバンドなのかと耳を疑うブライトサウンドに一発で虜になりました。

1996年に続く2nd「Changes」をリリースしたが、ここでメンバーチェンジ勃発。
甘い声質が良かったVoが新興宗教(!?)に走って脱退し、同じくベースも交代して新たにAndreas Keppler(vo)とReiner Backe(b)を迎えた2ndは、よりテクニカルでスピーディーな楽曲が満載で、売りのキャッチーコーラスもそのままにフュージョン寄りのテクニックを前面に押し出す派手なベーシストの活躍が耳を惹く快作でした(*´ω` *)

前任者と違って少し癖のある乾いたしゃがれ声なAndreas Kepplerの歌声(低音の声で癖が顕著なんだよなぁ…)で多少好き嫌いが出るかもしれないですが、前任者と同じように上も下も幅広くカバー出来る喉を披露し、その歌唱力に問題は無く一安心したものでした。

ここまでは日本盤もリリースされてたのですが、2000年にリリースされた3rd 「Straight Hearted One」 からは国内盤発売は見送られてしまい、ドラムがチェンジしたものの大きな方向性の変化も無かったのにどうして国内盤リリースが見送られたのかは謎です('~')
2ndの時は耳についた癖のある歌声も、歌い方を変化させたからなのか気にならないマイルド状態に変化していた点もポイント高かったのになぁ…なんでだろ?

確かに3rd 「Straight Hearted One」は、少しダンサンブルなアレンジも入ったよりポピュラーなロックスタイル、というかコーラスグループ的なポップス寄りな売れ線サウンドも多々感じられたけれども、2ndが気に入ったユーザーなら決して文句を垂れるような作風じゃなかったんですけどねぇ…
そうそうSAGA臭い曲が何曲が収録されていて『なんだ? この露骨なSAGA風アレンジやKeyは!?』と思って確認したら、SAGAのVo Michael Sadlerがゲスト参加して歌声聞かせていて当時驚かされたものでした(w
まぁ、ドイツではSAGA人気は絶大ですもんね。その流れでの参加だったのかなぁ?

そして、今の所最新作の4th 「Process...」が2003年にリリースされた訳ですが、世間の流行の波に飲み込まれたのか、これまでの明るくキャッチーな音楽性をがらりと変化させて一気にダークでグルーヴィな楽曲ばかりに様変わりし、売りだった分厚いコーラスも影を潜め、テクニカルさや派手さも抑えめな妙にデジタリーで平坦なサウンドになってしまっていて実にガッカリです。
この音楽性なら当然の結果とばかりにKeyプレイヤが脱退して4人組になってしまっていたのも納得の出来ですよね…('A`)
ドラムが再びチェンジしてますが、この音楽性の大変化の前には些細な変化としか感じません。

サイトの更新状況は2008年でストップしてますし、もう10年になるのに新譜リリースのような情報もないし、既にバンドは存在してないかもしれませんね。
まぁ、この方向性のままなら仮に新譜が出ていたとしても購入してなかっただろうけど…(´・ω・) ウーム
by malilion | 2014-03-15 00:05 | 音楽 | Trackback
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