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DEF LEPPARDのSLANG Deluxe Edition再発デス。ファン向けだけど未発音源好きはチェックです!


DEF LEPPARD 「SLANG -Deluxe Edition-」'96

DEF LEPPARDのSLANG Deluxe Edition再発デス。ファン向けだけど未発音源好きはチェックです!_c0072376_0434743.jpgこの度、Vivian Campbell加入後の初アルバムとなったオリジナル・アルバムとしては6枚目となるDEF LEPPARDの96年作『Slang』が2CD Deluxe Editionで再発されたので再び買い直ししました('A`)

まぁ、オリジナルリリース(日本盤は当時、初回限定版でシンガポール・アコースティックLIVE音源付でしたねぇ)から随分と時間も経ったしリマスター再販されるのは納得出来るのでいいんですけどね…ええ…orz

で、今回のリイシュー盤には、当然のように新たにリマスタリングされたオリジナル収録曲に加え、初お目見になるDEMOバージョンやラフMIX、Joe Elliott以外のメンバーによる仮歌バージョン等のボーナス・トラックを計14曲たっぷり追加しておりますので、ファンならずともメガヒット作を連発していた彼等の未発音源と聞けばロックファンなら興味をそそられる方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?

Disc1

01.Truth?
02.Turn To Dust
03.Slang
04.All I Want Is Everything
05.Work It Out
06.Breathe A Sigh
07.Deliver Me
08.Gift Of Flesh
09.Blood Runs Cold
10.Where Does Love Go When It Dies
11.Pearl Of Euphoria
12.Move With Me Slowly (当時、日本盤オンリーボーナストラック)
13.Truth? (Original Version)
14.Burn Out
15.Worlds Collide
16.Can't Keep Away From The Flame

Disc2

01.Turn To Dust (Phil Verse Vocal)
02.Raise Your Love
03.All I Want is Everything (1st Draft)
04.Work It Out (1st Draft)
05.Breathe A Sigh (Rough Mix)
06.Deliver Me (Rough Mix)
07.Black Train
08.Blood Runs Cold (Rough Mix)
09.Where Does Love Go When it Dies (1st Draft)
10.Peal Of Euphoria (Rough Mix)
11.All On Your Touch (2012 Revisit)
12.Anger (Dekiver Me - 1st Draft)
13.Move On Up (Viv Demo)
14.Gift Of Flesh (PC Vocal)

あ、ブックレットに載ってる多数のシングルに収録されているアルバム未収録音源の全てが今回の2枚組Deluxe Editionに完全収録されてる訳じゃありません、ちゃんとシングルにしか未だに収録されてない限定音源もあるので音源コレクターの方はご注意を。

発表当時本作はかなり不評で即中古屋へ大量に投げ売りされてたように記憶しておりますが(汗)、今聞き直してみても、いくらリマスターで音がクリアになろうともそれまでの煌びやかでキャッチーだったSWEETばりなコーラス厚塗りサウンドの頃のファンはそっぽ向くだろうなぁ、って印象は変わりませんね。

ただ、それまでのガチガチに作り込まれたデジタリーな音像より、よりナチュラルなグルーヴを重視したサウンドは本来のロックっぽさをバンドが取り戻そうとした反動だったように思えるし、アルバム冒頭のくらぁ~くて、どよーんとしたエスニックな音像への拒否反応を乗り越えて聞き込んでみると、彼等本来の美しいメロディだったりコーラスだったりは感じる事は出来るリラックスした一作ではあるんですが…

まぁ、キャッチーでもポップでもない売れない音とアルバムだってのは否定しようがないけど(汗

実際、彼等の華やかな活躍もこのアルバムを期に翳りが見えはじめ、アルバムの出来もチャートアクション的にも以降どんどん下降していってしまいましたしね…

そうそう、今回の蔵出し未発表音源でPhil Collenが歌ってるバージョンが収録されてる訳ですが、このどよーんとダークでダルーいグルーヴィな音像には彼の声の方がJoe Elliottの線の細い歌声より妙にマッチしてるのは面白い発見でした(w

出来ることなら、次なる新作ではもうちょいメガヒット連発してた煌びやかだった頃の感覚を取り戻した新譜を届けて欲しいものです。

by malilion | 2014-03-03 00:39 | 音楽 | Trackback
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