CRYSTAL BALL 「Dawnbreake」'13 ![]() GとDsの結成当初からオリジナルメンバーである二人を除き、再び大きくメンバーチェンジをしてのスイス産メロディック・メタル・バンドのMassacre移籍第一弾作となった7thアルバムをGET! 当初はKey入り5人組だった彼等も前作よりツインG編成になって、よりヘヴィな方向性へシフトした訳だが今回もそれは変わっていない。 そして本作の大きな注目点は、デビュー時よりフロントマンを務めてきたVo Mark Sweeneyが脱退して新Vo Steven Mageneyを迎え入れてから初のアルバムというポイントだろう。 デビュー当時の甘めなメロハーサウンドの方向性によく合っていた少々癖がある甲高い声質だった前任Voに比べ、二代目Voはよりラフで中低音が太くザラついた声質で、パワフルに歌い上げる…ぱっと聞きHELLOWEENのVo Andreas Derisに似た歌声に聞え、ユーロテイスト(所々でジャーマン臭さ炸裂!w)なメロディアス・ハード・ロックとメロディック・パワー・メタルの中間を行く様なポップでキャッチーながらもハードなエッジもしっかり立ったサウンド・スタイルに実に良くマッチしていると思う。 二代目Vo Steven Mageneyの声質や歌い方、そしてミッドテンポな楽曲が多くそのキャッチーなコーラス(野郎のダミ声コーラスとかもw)だったりを聞いていると、HELLOWEENというより寧ろAndreas Derisが以前に在籍していたPINK CREAM69がよりハードになった感じ、と言った方が本作のサウンドのイメージが伝わりやすいかも? ただ流石に99年デビューして(今は亡きゼロ・コーから1st出てましたねぇ)これだけキャリアを重ねてきたバンドだけあって安易なジャーマンサウンドのコピースタイルではなく、特有の哀愁感漂う繊細なメロディだったりテクニカルなリフやソロで攻めまくる剛直なGサウンドがこのバンドならではの個性を主張しているように思え、マイナーな存在ながらもここまでバンドを存続させてきたリーダー Scott Leachの執念のようなものを感じますね。 これまでのアルバムもキャッチーなヴォーカル・メロディの質の高い楽曲が楽しめるものの、どこか一つ飛び抜けたモノが無く周囲にイマサンな評価をされて歯がゆい思いをしていた彼等のファンや、彼等のサウンドを耳にした事のない方でも、本作のよりタフでヘヴィになった哀愁のクサメロ・サウンドを耳にすれば好印象を持たれる事は確実ですので、是非この新作をチェックしてみて下さい。 もちろん、まだまだA級とは言えませがACCEPT&U.D.O.のStefan Kaufmannの好プロデュースもあって、そこらに転がってるB級マイナーバンドの駄作と一言で切り捨てるには惜しい作品に仕上がってますよ! HELLOWEENのポップな所やPINK CREAM69、そしてユーロピアン・スタイルなメロハーサウンドがお好みな方は要チェックでっせ!('(゚∀゚∩
by malilion
| 2014-02-05 16:15
| 音楽
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