切り捨てたマイナーな音楽性が受けてたのに…('A`)  な、CARDIANT新譜


CARDIANT 「Verge」'13 c0072376_623119.png

フィンランド産メロディック・スピード・メタルバンドの約4年ぶりとなる3rdアルバムを今頃になってGET!

05年のデビュー作はB級臭プンプンながらも如何にも北欧HM!と言う煌びやかな透明感のある疾走曲に斬り込んでくるインギー風の早弾きGといい、そのGに絡むような華麗にしてブライトなシンセワークを聞かせるKeyといい、所謂Sonata Arctica風の少しソフトめなキラキラメロスピが個人的にツボった新人バンドでした。

で、期待してた次なる2ndと言うと、相次ぐメンバーチェンジ(北欧系お約束ですな…)でオリジナルメンバーがG一人を残すのみとなってしまい、新編成でリリースされたアルバムのイマイチ地味でイケてない出来にガックリしてた訳でして…

そんなこんなで『一体この新作はどうなっているのか!?』と、恐る恐る3rdをCDトレイへ乗せてプレイさせ始めた訳ですが…
期待を完全に裏切られました、それもいい方向に('(゚∀゚∩

この新作で聞ける音は全く別バンドと捉えていいくらいサウンドの質が様変わりしております。
ていうか、もうマイナーな北欧メロスピじゃなくて完全にメジャー指向の北欧メロディアス・ロックって体ですからね(w

新作のこの大いなる変化の要因の一つは、今回より新たに女性Vo Outi Jokinen が迎えられ、バンドが男女ツインVoによる6人組編成となった事も影響しているんでしょう、間違いなく。

え? 初期のSonata Arctica風な音の方が良かった? まぁ、それはそうなんですけどね…でももうメンツ殆ど違う別バンドだし…(汗
でもSonata風なバンドって既に掃いて捨てるほど居ますし、それって所詮フォロワーな訳じゃないですか?
ならこのよりメロディアスでソフィスティケイティッドされた新基軸な音像の方がオリジナリティも出し易いし、よりメジャー路線寄りだし成功しやすいんじゃないでしょうか?

勿論、既に同路線のサウンドをフィメールVoをフロントに据えたユーロ系のメロディック・メタル&ゴス・バンドの多くが実践してる訳で、その他大勢のバンドとの差別化はまだ出来ていない、というのが現状ですし、何より男臭いHMテイストやスリリングさが激減してしまった以上に一気に没個性的になってしまった、というお嘆きは十分理解出来ます('A`)

とは言え、替わりに女性Voでしか出せない繊細でエレガントな、そして柔和で心地よいポップなメロディアスさを手に入れられた訳ですし、今回Keyがエレピを中心にアルバム随所でプレイしてる為か、前作のオルガン中心だった音と違ってとてもサウンド全体が艶っぽく聞こえ、実に新しい路線の音楽性にマッチしているんですよね。

実際、その声質や歌唱法の為か頑張ってハイトーンVoを聞かせるメインの男Voだけだと、モロに80年代北欧HM的な洗練されてないイモ臭さが前面に出てしまってた訳ですが(それはそれで個人的には気に入ってたんだけどなー…)、今回の男女ツインVo体勢になった事によってそういったチープなB級的マイナスイメージを払拭する事に成功していますから。

まぁ、なんだかんだ言っておいてアレですけど、今回の新作はAORやらハードポップ好きな方の路線に近づいた音(売れ線狙いな音ね)と言ってしまった方が分かりやすいかもしれませんね(汗
なので、これまでの北欧メロスピをお求めな方は手を出さない方が無難かもしれません。

個人的にはこの路線嫌いじゃないので、このまま更なるオリジナリティ溢れる創意工夫を見せてくれる事を、次なる新作に期待しましょう。
4thは日本盤リリースされないかもしれないけど…(汗
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by malilion | 2013-09-04 06:24 | 音楽 | Trackback
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