古くて新しい、なイタリアン・プログレ・ニューカマー


CASTLE FUSION 「Same」'13 c0072376_20385861.jpg

初期PFMやBANCO等の古典プログレスタイルと現代的モダン要素のシンフォ・サウンドをMIXさせたイタリアン・グレバンドのデビュー盤をGET。

如何にも、といったジャケにそそられるがサウンドはその期待を裏切らず本格派で、王道古典プログレ系サウンドを現代風にコンパクトに再編纂しつつ、各所で現代的なシンフォ要素を散りばめる、という体をとっているのでかなり聞き易く、さらにシンフォロックな躍動感もあって、古典系特有の長ったらしく内相的でウジウジ暗い、というようなマイナーなイメージは受けない。

Voはイタリア語だったり英語だったりで、むちゃくちゃ巧い訳でもないが、曲を損なうようなポンプ勢や古典プログレバンドに良く居たドヘタでもないレベル。
まぁ、味があるハートウォームな歌声、と言えば聞こえがいいか(汗

突如バナキュラーでダンサンブルなリズムが暴れだしたり、一転優雅でクラシカルでスリリングな音色を抜群の腕前のKeyが披露したり、そうかと思うとジャズっぽかったり、となかなかテクニカルで騒々しいサウンドでもあるので、生粋の古典系イタリアン・グレの艶のあるサウンドを求める向きには、ちょっと毛色が違うと感じられるかも。
所々で暑苦しいのは、如何にもイタリアンって感じではあるが(w

個人的にはもうちょっと、気品漂うフルートやバスーン、サックスらの管楽器の聞こえる楽曲の方向性でサウンドを展開してもらえると嬉しかったが、そこはかと地中海色や宗教がかった中世色も感じさせる面白い音でもあるので、まぁコレはコレで新たなバンドの冒険作って事で納得は出来るかな?

古典と現代のMIXという方向性は既にいくつかのバンドが試しているし、破綻が無い代りにバンド・サウンドのアクの強さのようなものも弱く、イマイチ刺激的なサウンドではないのがちょっと残念な点だろうか。

次なる新作でどういう発展を遂げるのか、期待は出来るバンドではある。
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by malilion | 2013-05-27 20:39 | 音楽 | Trackback
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