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新年早々、板起こし…('A`)


LEVIATHAN「Same」'74

c0072376_19302367.jpg古今東西その音楽ジャンルを問わずLEVIATHANという名のバンドは山程存在してきた訳ですが、このバンドは'74年にシングルとアルバムを残しているアメリカン・グログレハード・バンドの唯一作としてグロプレマニアにはつとに有名な一枚デス。

数年前にもアナログジャケを忠実に再現した紙ジャケでリイシューされていましたが、今回も新たにアルバム未収録だったシングル音源を追加した形(新たにデジタルリマスターされたのかは不明…)でのリイシューとなったので、前リイシュー盤をお持ちの方もチェックしておいて損はありません。

で、このバンドの何がそんなに有名なのかと言うと、ピアノ&オルガン&メロトロンをそれぞれ操るメンバーが3人(バンドは6人編成)いて、そのトリプル・キーボードを売りにメロトロンを豪快にフィーチャーするUSAバンドらしからぬサウンドを展開していたポイントがグロプレマニアな方達に昔から好評だったんですねぇ。

以前からLP(オリジナル盤ね)もそこそこ高価だったし、輸入盤店でジャケだけはよく見たことあるよ、って方も多いんじゃないでしょうか? あ、珍しくこのバンドは当時日本盤もリリースされてました。

まぁ、これまでにそのメロトロンうんぬんでゲタを履かされ内容以上に高評価された作品も多々ありましたが、このバンドの作品に限ってはPurpleやHeep等から影響を受けたと思しき陰影に富んだUKヘヴィネスとCrimsonやDoors等のアート・ロック的で幽玄な叙情性が巧くブレンドされた『ZEPPELIN meet DOORS』と当時よく言われたスケールの大きいサウンドの上で、これでもかと重厚感のあるメロトロンやBlues色を渋く匂わせるハモンドが炸裂してますので、グロプレマニアな方のみならず70年代ユーロ系ハードロック・ファンな方にもお薦め出来る名盤なのは疑いようもありません。

「まーた再発かよ!」とお嘆きになる諸兄の気持も十分理解出来ますが、まぁココは最新盤を入手しておこうじゃありませんか…


FIREBALLET 「Night On Bald Mountain」'75 c0072376_193144.jpgオリジナルCrimsonのメンバーにして実質的リーダーだったと言われるIan McDonaldのプロデュースでも知られるアメリカン・グログレハード・バンドのデビューアルバムにしてシンフォニック系プログレの名作が、今回またリイシューされた。

このバンドも当時、日本盤がリリースされてましたね。2ndは未発だったみたいだけど。

以前リイシューされたCDもLP板起こしな上、かなり酷い音だった記憶があるが、今回のリイシューも残念ながら板起こし盤である…ただ、以前のヘロヘロプチプチ板起こし盤に比べ遙かにいい板起こし(変な説明だ…)で、多少ヨレる箇所はあるものの総じて音質は良く、正規盤のリリースが望み薄な現状ではコレで我慢せざる終えない…orz

アメリカのバンドでありながらメンバーにイタリア系と思われる名前が多く見受けられる為か、そのサウンドは土臭さや野暮ったさは全く無くヨーロッパ的なクラシカルな響きが感じられる繊細な構築性と叙情性、そしてキーボードを軸とした非常にアグレッシブな攻撃的アンサンブルが高次元でミックスされたユーロ圏や英国を思わせる正統派のシンフォニック・ロックを完成度高く展開しているのと無関係ではないだろう。

Ian McDonaldが参加し、美しいフルートとアルトサックスを聴かせてくれるからと言う訳じゃないだろうが、プログレ・パッチワークのようだと揶揄される事も多々ある『どこかで聞いたフレーズ』がチラホラ聞こえるのは、Crimsonを始め、EL&PやYes、そしてGenesisにVDGG等の英国の先輩グループ等を徹底的に研究した成果でしょうね。
だからと言って下手なコピーに陥る事なく、メンバー全員による分厚く美しいコーラス(Heepっぽい!)や、ツイン・キーボードによるパワーあるサウンド、そしてクラッシックの名曲等も巧くアレンジして自分のモノにして演奏している所など、ハイライトのパイプ・オルガンも導入された圧巻の傑作、旧LPB面で18分を越える組曲『Night On Bald Mountain(ムソルグスキーの“禿げ山の一夜”をモチーフ)』を聞くまでもなく、流石の腕前とオリジナリティを感じさせてくれます。

てな訳で、グロプレな諸兄は望み薄な正規盤がリリースされる事を祈りつつ、この上質板起こし盤を入手しておきましょう…

しかし、板起こしでもいいから2ndもリイシューして欲しいなぁ…LP持ってるけど、聞く環境が…聞くまでが面倒なのが…
って、以前はソレが普通だったのに随分と堕落したなぁ自分も(w)
by malilion | 2013-01-23 19:31 | 音楽 | Trackback
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