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爽快USハードロックかくあるべし!BONRUD新作!

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2004年にリリースされた1st『BONRUD』は如何にも80年代USメタル…というかジャーニーのパチもんみたいなダサいジャケ(汗)が微かに記憶に残っているアメリカはミネアポリス出身のマルチ・プレイヤー Paul Bonrud(G)率いるハードロックバンドの8年振り(!)となる2ndをちょい遅れて購入!

前作もそうだったけど、お世辞にもその音楽性とマッチしているとは言い難い安っぽいアメコミみたいなジャケを手にとってしばし絶句…いやー、まだ生きてたのねこのバンド(汗)。
とは言ってもPaul Bonrud以外バックのメンツ総入れ替えだし彼個人のソロ・プロジェクトであるのは明白(まぁ、バンド名がバンド名だし…)なので、その意味ではいつでもアルバムをリリース出来たのかもしれないけど…

唯一前作から引き続き参加しているのは、あの超有名プロデューサー Keith Olsen(!)だけ。
前作ではMIXを担当したが今回はなんと共同プロデューサーとしてもクレジットされている所を見ると、元々裏方での仕事が多いPaul Bonrudとは気心が知れたミュージシャン仲間なんでしょうね。

で、新作の音楽性だが8年振りだと信じられないくらい変化は無く(笑)ギターオリエンテッドでキャッチーな王道80年代アメリカン・ハードロックのまま。
新Vo Rick Forsgrenのどこまでも伸びるクリアでストレートなハイトーン・ヴォイスが随所で炸裂し、突き抜ける爽快感を一層強力に感じさせている。

造り込まれたドライな音だし、叙情感や深みといった味わいのようなモノは弱いものの、溌剌さとパワフルさがそれらのマイナスを補って余りあるお手本のようなメロディアス80年代アメリカン・ハードロック作の高品質作であるのは間違いないので、その手の音が好みな方なら押えておいてもまず損はない一枚ですよ。
by malilion | 2012-10-17 14:24 | 音楽 | Trackback
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