GALAHAD 「Beyond The Realms Of Euphoria」'12 恐らく(汗)通算13作目となる'12年最新作が登場! 今春にリリースされた前作『BATTLE SCARS』'12 と同時にレコーディングされていたマテリアルらしいので当然の如くプロデュース&エンジニアリングもKarl Groomの安心印がバッチリと刻印されている(w 英国Pomp&Symphonic Rock第二世代を代表するバンドの一つと言われ続けたものの長らくイマイチな存在だった彼等だが、しばしの沈黙の後に華麗に復活し、以前のMARILLION(奇しくも同じ時期に新作がリリースされた…)フォロワー&B級マイナーな音楽性から完全に脱却して以降、重厚にしてダークかつハードなユーロ・プログレメタル路線を突き進んで来たが今作もその流れをしっかりと踏襲しているので、ここ最近の彼等の音が好きだった方なら購入しても間違いなしの一枚だろう。 逆に以前の穏和なポンプの音楽性な彼等が好きだった古参ファンの方には申し訳ないが、完全に別バンドの音になってますね… で、「なんでわざわざ分けてリリースしたの?」と疑問に思った訳ですが、本作の1曲目の音を聞いて即納得。 別作品としてリリースしたのは本作の方が若干アルバム全体の音が明るめなのと、デジタリーでモダンな音処理とダンサンブルなリズムを取り入れた(彼等にしては)新境地となるキャッチーなシンフォニック・ロックを聴かせているからだと思われる。 と言っても、前作同様ハードエッジなGはザクザクとリフを刻むし、UK産らしいウェットでメロウな煮え切らない(w)歌メロは相変らずだし、モダンでデジタリーな音像がずーっとアルバム全編で続く訳じゃなく、後半には以前のような仄暗い翳りのある音やドラマチックにして荘厳なコーラス、そして定番の分厚いkey音もたっぷりと聞かれるので、本作は次なる変化への過渡期の一作として後々になって捉えられる事になるのじゃないでしょうか? それにしてもちょっと音が軽めに過ぎるのはどうかと個人的には思いますけど… まぁ、本作の方向性の受けが悪かったらアッサリとダークなプログレメタルの方向性へ出戻りしそうではあるけど(汗)コレはコレで面白い試みだと思うので、今を生きるバンドとして“プログレス"する姿勢を示す為にも、是非次もこの『モダンでダンサンブルなデジタリー・シンフォ・ロック』という有りそうでなかなか無さそうな方向性の作品を聞かせて欲しいですね。
by malilion
| 2012-10-17 03:56
| 音楽
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