IZZ 「Crush Of Night」'12 ![]() 米国東海岸拠点のツインVO(内一人が女)、ツインDr、ツインG、ツインKeyという特異な(メンバは6人)編成に変わりない、Tom(Vo,key) & John(Vo,b)のGALGANO兄弟が率いるテクニカル変拍子ビシバシ系モダン・シンフォニック・ロックバンドの最新作5thアルバムが、前作「The Darkened Room」'09からLIVE DVD作を挟んで意外に短いインターバルでリリースとなった。 なんでも前作と本作は連作らしいが、前作のジャケのように「ダークネス路線へまっしぐら!」という訳でもないのでご安心を。 相変らず甘くキャッチーな歌メロが乗っかるバンドサウンドは、切れ味よく構築美を響かせるYESばりに複雑怪奇に音が飛び交い、奇妙奇天烈な畳みかける展開をさらっとスピーディーにテクニカルにこなしつつも決して技巧にばかりこだわった難解さを感じさせない、そのある種のカタルシスを伴った爽快感さえ感じさせる叙情的なフレーズの運びと、センチメンタルさを感じさせる物憂げで淡い音色の美しさは見事の一言。 一聴した時、妙にあのENGLANDの1stを聞いてるような、ワクワクした気分で2828しっぱなしになりました(w 今作は今まで以上にGが活躍しているように思え、アメリカらしい抜けのいいクリアーでタイトな音像の中、ジェントル風のリズムや、ジェネシス、クリムゾン系のネタが垣間見えるユーロ風テイストばりばりな楽曲上で、縦横無尽に心惹かれるフレーズを紡いでおります。('(゚∀゚∩ 全体的にYESっぽさを感じさせる印象になった新作ですが、技巧派テクとキャッチーなメロディのバランスが絶妙ですので、グロプレ初心者の入門作にもいいかもしれませんね。 彼等の音を耳にした事のない方こそ、この新作を是非御一聴を!
by malilion
| 2012-06-13 01:10
| 音楽
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