まさかの大変身!CAST新作は超傑作!!('(゚∀゚∩


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今やメキシコを代表するシンフォ・プログレバンドになったCASTの新作が登場!

多分、LIVE盤などを含めてこれで20作か21作目なハズ。
兎も角、80年代からコンスタンスに活動を続け、気が付けば既にディスコグラフィーは20枚以上という、正にベテランバンドですね。

毎度このバンドは中米らしい甘いメロディにイタリア的なラテンフレーバーと繊細さを感じさせる楽曲はそこそこ良いものの、どうにも演奏が粗い、というイメージがあり、加えてここ数作はちょっとロック的なダイナミズムが減退していてまったり感に満たされていた、どうにも気の抜けたコーラ状態に聞こえていた訳ですが、今作は一味違います!

まず諸悪の根元だった歌メロ皆無の弱々しいヘッポコVoを排除して力強く歌える専任Voを据え、数作ぶりに再びスペイン語から英語詞へチェンジして力強く哀愁たっぷりに歌い上げているのが一聴してすぐ分かる大きな変化でしょう。

それに伴ってかなりスピーディーでパワフルなシンフォ・ロックサウンドへ、バンドサウンドがチェンジしていて初期の頃のようながむしゃらな躍動感が感じられて個人的にはこの路線変化は大変嬉しいですね。

勿論、ベテランらしくパワー一辺倒になる事無くキャリアに裏打ちされた聴かせ処のツボを心得ているし、匂い立つような叙情性(フルート&サックスが隠し味で実に効果的な仕事をしててナイス!)を一層に増す仕掛けや緻密なアレンジに加え、美しいメロを引き立たせるテクなんかもさりげに挿入されている楽曲上を、リリカルで甘口なシンフォ・サウンドを鳴り響かせるKeyが華麗にしてテクニカルに縦横無尽に駆け巡る本作は、正に生まれ変わった新生CASTの代表作たり得る傑作アルバムと言えるんじゃないでしょうか?

いやー、まさかこのバンドがここに来てこんな大変身するとはね!(w ヤバイくらいイイ!!('(゚∀゚∩

2つの組曲を軸にしたコンセプト・アルバムらしいのですが、曲は今までと違って助長さや退屈さなど感じる事無く一気に加速していき、気が付いたら聴き終えていた、って感じですよ! 彼等のアルバムでこんなに曲展開に耳を奪われ手に汗握るなんて久しぶりの事ですから(w

メロディアスでテクニカルな早弾きGと音色豊かで重厚なKeyの疾走感あるスリリングな絡みや爽快感ある展開なんて、ホントに別のバンドみたいだもの(失礼!

儚げで甘いメロの美しさと曲構成が絶妙で、バンド名知らずに聞いたら『期待の新バンドのデビューアルバムだ!』と、本気で思ってしまいそうなくらい。

ジャケのセンスは相変わらず垢抜けてないのが(汗)玉に瑕ですが、多彩な展開と音、そして硬軟自在の柔軟さが光るテクニカルでシンフォな叙情的甘口メロがたっぷりと堪能出来るので、是非プログレメタル好きな方にもお薦めしたい一品です!
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by malilion | 2012-02-10 17:36 | 音楽 | Trackback
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