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幻のバンドLODGICの唯一作がオフィシャル・シイリュー化!(’(゚∀゚∩


LODGIC 「Nomadic Sands」'85 幻のバンドLODGICの唯一作がオフィシャル・シイリュー化!(’(゚∀゚∩_c0072376_0492682.jpg

以前イタリア製ブートCD-Rが出回っていた幻のバンドのアルバムが、デジタル・リマスターで遂にオフィシャルでリイシュー化ッ!('(゚∀゚∩

TOTOのDavid Paich、Tom KnoxそしてSteve Porcaroがプロデュースを手掛けた、元YES、現在はソロの他、CIRCA、YOSO、各種プロジェクト等でその名をよく見かけるWilliam "Billy" Sherwood(vo&b)と、彼の兄Mike(vo&key)を中心に、後にCIRCAで再合流するJimmy Haun(g&vo)、WORLD TRADE、CONSPIRACYの他THE DOOBIE BROTHERSやAIR SUPPLYのメンバーとして活躍し、UNRULY CHILDのメンバーとなるGuy Allison(key)ら5人が結成した北米産AOR/メロディアス・ロックバンドの唯一作が登場です。

もう制作してるメンツの名前を見るだけで、キャッチーなアメリカン・ポップサウンドだと察しがつく通りの、ちょいTOTO風な80年代産業ポップロックのお手本みたいな出来です(w
時代が時代だけにちょっとUKディスコかデフレパか、ってなコーラスアレンジなんかも聞こえたり(笑)デジタリーでプログレチックな絶妙のアレンジがそこかしこに隠し味で配されているトコが『只のロックあんちゃんが勢いで創ってるんじゃないんだぜ』というプライドも伺えるハイセンスな隠れた名盤ってトコでしょうか。

只、どうして当時ブレイクしなかったのかもこのアルバムを聞くと分かるのですが、どうにもボーカルが弱いし(それ程いい声って訳でもないのが)もう1つVoメロに捻りが無いように感じます。
後は小洒落たアレンジやスタイリッシュさばかりが前面に出てきていて、熱さや勢いなんかも感じないので、当時の新人バンドとしちゃ少し優等生過ぎたのかもしれません。

ひょっとしてシングルヒットがこのアルバムから1曲でも生まれていれば、後の展開も各メンバーの活動も変わっていたかもしれないと思うと、なかなか感慨深いモノもありますね。
by malilion | 2011-12-23 00:51 | 音楽 | Trackback
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