カナダの変わり種・期待の新鋭DRUCKFARBEN デビュー!


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カナダはトロント出身の新鋭テクニカル・シンフォ・バンドの自主制作デビュー・アルバムが登場。

その手のCDショップでのこのバンドの売り文句を見ると『YES+GENTLE GIANTなサウンド』とか『ECHOLYNとGLASS HAMMERの中間を行くイメージ』とか、なんとなく分かるような分からないような表現(汗)をされているようですが、実際耳にして思ったのは「なんかYESが70年代後期アメリカン・プログレ・ハードを演ってるみたい…」というのが第一印象でした(笑

実は良く聞くとVoがジョン・アンダーソンっぽい歌い方(挑んでるよね、コレw)をしてるんだけど、声質が全然違うどちらかというとアメリカンプログレハードによく居るタイプのミドルレンジメインなタイプ(基本ウェットン風声なんだけど高音も綺麗に伸びて出せてる感じ?)なのが幸いしたのか、いい具合に“まんまYES”っていうよく居るフォロワーバンドのネガティヴなイメージを軽減させているのが面白く感じました。

vo、key、G&Vln&Mandolin&Vo、b&vo、dr&perの一風変わった楽器をこなすメンツを含む5人編成からも伺えるように、テクニカルでタイトながら爽快で抜けが良く、カラフルでキャッチーなサウンドをパワフルに展開する様が、そこはかと同郷のRUSHやSAGAを連想させて実に気持ちいいのも魅力の一つでしょうか。

所々でKANSAS風味も感じさせたり、ホールズワースを彷彿させるJAZZっぽいギターが駆け抜けたかと思うと、イキナリ土臭いカントリー風になったりと、このとっ散らかったような一筋縄で行かない屈折した展開を、勢いでゴリ押ししてコーラスで強引にまとめ上げて聞かせちゃう粗野な感覚はユーロバンドには余り感じない点だし、そこに70年代回帰臭いヴィンテージな感触のする音が合わさって、彼等を最先端のUSグロプレ系とも、ユーロ系や北欧系のグロプレバンド達とも、巧く差別化させる事に成功してますね。

今現在では、まだ所々で荒っぽく未消化な感じがしたり、ドキャチーにもなりきれず艶っぽさも余り感じられぬ、ちぐはぐ感が大きかったりするものの、なかなか面白い音を出す新バンドが登場したのは確かなので、この調子で是非次こそその辺りの問題点を解決しつつ新たなステップへ突き進んで欲しいものです。

いやぁ、これは次作でどう化けるか実に楽しみだ♪
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by malilion | 2011-12-21 20:11 | 音楽 | Trackback
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