ROYAL HUNT「SHOW ME HOW TO LIVE」'11 ここ数作の出来が今一つパッとせぬように感じていたデンマーク出身のメロディック・HMバンドROYAL HUNTの2年振り、通算11枚目のアルバムでは、なんと3rd~4thの間に在籍していたD.C. Cooper(Vo)が13年ぶりにバンドへ復帰! いやぁ、D.C. Cooperを擁しての初来日LIVEを見た時の、歌も巧くて金髪のイケメンなのに尻を聴衆に向けて奇妙なヒップダンスを踊ってたイメージが未だに強烈に残ってて、ROYAL HUNT脱退後の活動だとか、現在のタフでハードな曲もスクリームを交えて歌い上げる姿を知っているのに、どうしてもシリアスな姿がすぐに脳裏に浮かんでこないのが困りものながら(笑)バンドの音楽性には他のどのVoよりジャストフィットしていたあの彼が、期間限定復帰を経て遂に正式にバンドに復帰するとは!(w で、D.C. を呼び戻して創った新作の音はというと、(恐らく狙っているのだろうけど)初期を思わせるクラシカルなサンプリングシンセが鳴り響くKeyリフをメインに、ファンのみんなが思い描いているだろうメロディックでドラマティックな煽情性たっぷりの、流麗なキーボードと重厚なコーラスで飾り立てられたキャッチーでフックある楽曲の数々で、D.C.の以前と全く変わぬ(そして定番の)深みと艶のある中低音から突き刺すようなハイトーンが実に良く映えて、ここ数作で失せて久しかった「輝き」や「華」のようなモノをバンドに取り戻させる事に成功している。 新加入のJONAS LARSEN (G)は前任者より線が細いものの、インギーばりにド派手にピロピロ弾きまくって(Andreが良く許したな…)いて、実はこれまで在籍していたどのギタリストよりも自己主張の強い音を出してるように感じられるのも、これまでの彼等になかった新しい魅力の一つになっているように感じた。 うーん、やっぱりD.C. のマイルドでありながら尖る所は尖るというVoメロと、Andre Andersenの哀愁がありながらキャッチーなKeyメロは実に相性がいいんだなぁ、と再確認。 前任者達John WestやMark Boalsも文句なしに優れたシンガーだったのを誰も否定出来ないだろうが、このバンドはD.C. Cooperがフロントマンであるべきだ。 やっぱりこの2人は一緒に活動しなきゃダメでしょ。絶対! ここ数作の彼等のアルバムの出来にガッカリしていた初期のファンこそ、待ち望んでいたこの懐かしのネオクラシカル・HMアルバムを買わなきゃダメですよ!
by malilion
| 2011-12-20 04:04
| 音楽
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