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ZEPっぽい頭の曲は、USAプロモ用の戦略なのかなぁ…HOUSE OF LORDS


HOUSE OF LORDS 「Big Money」'11 c0072376_613248.jpg

James Christian率いるアメリカン・メロディアスHRバンドHOUSE OF LORDS、09年以来となる2年振り通算8枚目のスタジオ・アルバムが完成!

再々結成してから解散前の80年代アリーナ・ロックな方向性だったり、実験性を感じさせるプログレな方向性だったりで音像がブレていてイマイチどこへ向かおうとしてるのか定まらず歯がゆく感じていた彼等ですが、全世界に蔓延していたダークでネガティヴな流行のヘヴィネス病が薄れ、次なるメロハー時代が巡ってきたのを敏感に察知したのか、最新作では当初の80年代アリーナ・ロックな方向性へ進む事にした模様。

まぁこのバンドの場合はそこいらのVoだったらダメダメな駄曲確定な曲も、現リーダーのJames Christianの太くレンジの広い説得力ある神懸かり的な力強い歌声で大抵の曲は聴ける曲にしてしまえる反則的な切り札を持ってますので、アルバムの出来自体にはさほど不安は感じてなかったんですけど(w

後はいい曲、耳に残るメロやフックの有無がポイントだったんですが、今回は多少毛色を変えるメロだったり余り聞かれなかったアレンジや展開だったりでマンネリに陥る事(頭2曲はちょっとツェッペリン風?)を回避しつつ、従来のミステリアスなシンフォサウンドを聞かせるHOUSE OF LORDS節も残すという中庸路線な音で、ちょっと全体的に地味かなーっていうまぁ悪くない仕上(さすがに若々しさは少ない…)がりですが、そこは流石にベテランだけあって期待を裏切らぬ手堅くソツ無い仕事ぶりで纏めてます。

とは言ってもHOUSE OF LORDSというと、どうしても当初のリーダーであったGregg Giuffriaの華麗にしてド派手で装飾過多(笑)なKeyプレイが聞けないのがちょっと物足りなさを感じさせているのも事実でして…まぁ、反面コンパクトでタイトなVo中心のHR作としてまとまっていて完成度が上がっているんですけど。
現在パーマネントなKeyプレイヤがメンバーに在籍してないのも、そんな感想を余計に強くしてるのかもしれませんが…

ここ数作の美麗なシンフォ・アレンジが影を潜めさせ、初期のミステリアスな雰囲気を漂わせる叙情的な楽曲を交えつつ、フック満載の美メロをツボを心得た出しゃばり過ぎないドライなG(VoリーダーのバンドだしKeyも居ないし当然なんだけど、もうちょいGが目立って耳を惹くリフなりを奏でて欲しいなぁ…)が盛り上げつつ、James Christianが熱唱(このバンド、バラードは相変わらず鉄板ですなー)する、というイイトコ取りなスタイルで次のアルバムも進むのか、興味は尽きません。

全体的な方向性や音像はいい感じなので、もうちょいキャッチーでポップだったりスピード感あるテンポ早めの曲が1、2曲あれば、もっとアルバムにメリハリが出来てより一層にHOUSE OF LORDS独特のミステリアスさも増すし、James Christianの熱唱が際立つ作になると思うんだがなぁー…

まぁ、現在でも十分上質でバランス取れた大人のロックを聞かせてくれているわけだし、新人バンドって訳でもないのでその辺の溌剌さはちょっと望み薄かもしれないなぁ、と無い物ねだりをしてみたりして(w
by malilion | 2011-11-02 06:14 | 音楽 | Trackback
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