人気ブログランキング |

クサメロ・スパニッシュHMバンドAVALANCHの新譜は、意外な変化が!


AVALANCH 「El Ladron de Suenos」'10 c0072376_330571.jpg

去年の春頃に出てたのを知りつつ後まわしにしてた、前作から3年振りとなるツインG&Keyを擁する哀愁の6人組スパニッシュ・メロディック・パワー・メタル・バンドの新譜を今頃購入!(申し訳ないッ!

しかし、今回の新作は少なからずとも驚かされましたね。
ここ数作ジャケのイメージもガラリと変え、ぐぐっとモダンでソリッドかつヘヴィなGリフでゴリゴリ攻めまくる現代的HMな方向性へ進み、このままUS風なモダンヘヴィネス路線を邁進するのと思ってましたから。
所が、通算10作目となる今作は初期のこれぞ巻き舌スパニッシュ! ってな切ない叙情性を帯びた(その暑苦しいバタ臭さがマイナー臭い要因でもありマニアには堪らなかったんです!)メロ要素を再び若干ではあるものの取り戻した、仄かに甘口ポップな隠し味も利かせるリリカルでメランコリックなメロディアス路線へイメチェンを計ってて、これが実にツボを押さえてて素晴らしいんですよ!

もっとも今回のメロディアス要素は初期のような安っぽいモロジャーマンなメロパワ風でなく、最近スパニッシュで流行のシンフォ風なテイストなのでシンセのほわーん、とした柔らかな音が嫌いなメタルヘッドな方には嬉しくない要素かもしれませんね…

まぁ、初期のメロスピ路線から次第にモダンなヘヴィネス路線へとシフトしてきた最近の彼等が気に入ってた人には、若干軟弱になったように聞こえるかもしれませんが、そんなに嘆く程の変化では無く、あくまでスタイリッシュでモダンな新基軸路線を進みつつちょっとだけ今回は叙情的なメロを多くしたよ、ってな感じなのでご安心を。

聴き終えて感じたのは、勢いとクサメロを捨ててヘヴィなモダンさを得た彼等が今度向かおうとしてる方向は、ひょっとしたら爽やかなポップネスと少しばかりアダルトな要素を隠し味にした、多様な音楽性を含むポピュラリティの高いHMなのかもしれないなぁ、とそんな事を予感しました。

まぁ、そう成りたいならまずはスパニッシュ巻き舌を止めて英語歌詞を歌わにゃならんのでしょうけどね…それが没個性を招きかねない危険な賭けなのは、彼等も良く分かってるんでしょう。
とりあえず次なる新作でどういう変化を遂げるのか、興味津々であります。
by malilion | 2011-07-30 03:31 | 音楽 | Trackback
トラックバックURL : https://malilion.exblog.jp/tb/16662640
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< 2枚目のLIVE作も、ほぼ同じ... マンティスの30周年記念版…内... >>