久しぶりのSYMPHONY X新譜! でも出来はイマイチ…(’A`) 


Symphony X 「Iconoclast」'11 c0072376_105226.jpg

US産ネオクラ&グロプレメタル・バンド、SYMPHONY Xの延びに延びていた通算8作目となる最新作が4年ぶりに遂に登場! しかも今回は2枚組の大作で!

やたらサイバーなジャケ(今頃!w)がなんとも気恥ずかしいが、アルバムのコンセプト(タイトルは偶像破壊者、って意味)が近未来なイメージに機械による反乱(また古臭いSFテーマだなぁ、オイ…)とかなので、これはこれでOKなのです。古今東西グロプレモノのジャケなんて、もっと小恥ずかしい代物ゴロゴロしてるしね(汗

結果から言うと、新作はイマイチで残念な出来でした。
勿論、超個人的な意見ですけど。

テクニシャンで名を馳せたマイケル・ロメオは相変わらず起伏の激しいスリリングな展開やリフをテクニカルにスピィディーに繰り出すのだが、これだけ時間をかけて練り込み造り上げたハズのアルバムだし、畳み掛けるハーモニー&壮大なスケールはそのままなのに、妙にGもKeyも奏でる音色が同じトーンばかりに聞こえ、実力派シンガーのラッセル・アレンの熱唱も虚しく、結果的にメロディが耳に残らぬ淡泊でフックに乏しい地味な印象(特にkeyフレーズがバッキングばっかで全然耳に残らない…存在感が希薄…)だけが残ってしまった…無念……

只でさえ2枚組なので最後まで楽しむのに集中力を要する作品だというのに、所々で耳を惹く展開やメロが掠めるのだが、最終的に主旋律に魅力が乏しいのと歌メロの扇動力や演奏の“熱さ”が減退している為だろうか、聞き通すのが(disc2は若干取っつきやすい曲でまだマシだけど魅力はやはり薄い…)実に辛いです…

コンセプトに引っ張られて無機質で暗いトーンになった、という理由付けを好意的にしてみてもツマラナイ曲はどうしょうもなくツマラナイって事ですね。

エッジの立ったヘヴィなGサウンドは一層に重々しく、前作でもモダンでキレあるグルーヴィーなリズム隊が頑張ってたものの、荘厳なシンフォニックアレンジが随所で聞けたし、アルバムにも華やかな勢いや起伏があったし、何より歌メロにキャチーさがあっていい出来だったしあのまま順調に進化した新譜は最高傑作か!? とか思ってたんだがなぁ…
まぁ、単に個人的にヘヴィなGリフの割合が増え、アグレッシブさがSYMPHONY X持ち前の華麗さや艶やかな叙情美を壊してしまった最近の作風が気に入らないだけ、という事もありますけど…

それでもここ10年のグロプレメタルバンド全てが目指すお手本だったのに、主旋律がどっかへ飛んでいってしまう激しくツマラナイ美しくもないフック皆無キャッチーさゼロなメロのオンパレードと、食傷気味な高難易度テクのオナニーショーを延々と見せつける某夢劇場みたいな最悪の惨事に至っていない事だけがせめてもの救いでしょうか。

この手のグロプレ・メタルバンドが陥りやすい症候群だけど、非シンフォニックな路線で長尺の曲を飽きさせず最後まで聞かせるのはかなり至難の業だし、そこらの中堅バンドが挑んでも大抵痛い目みるだけなので、次こそは是非メロにもっと磨きをかけ、一聴して耳を引く叙情メロ多目なキャッチーでコンパクトな方向へ路線変更して欲しいですねぇ…
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by malilion | 2011-07-04 01:02 | 音楽 | Trackback
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