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M.ILL.IONの久しぶりな新譜、国内盤でるのかな…? 


M.ILL.ION 「SANE & INSANITY」'11 c0072376_15505987.jpg

今は亡きZero Corporationからデビューし90年代初頭の第2次北欧メタル・ムーヴメントで期待の新人として注目されながらも、幾度とないメンバーチェンジやレーベル倒産、そして移籍問題等の不遇なゴタつきがあり(なのでオリジナルアルバム以外にベストが既に3枚という…)イマイチ活動が軌道に乗りきれず未だにブレイクとは程遠い(涙)それでも細々と活動を続ける、スウェーデンの中堅メロディックHRバンド5人組が3年振りに7枚目となる新作を届けてくれました。

デビュー当初は北欧叙情美を感じさせるハード・ポップ系だったけれど、ここ数作ですっかり骨太でエネルギッシュな、奇をてらわぬタフでベーシックな王道HRへ音楽性を移行(90年代後期は活動中断してたお陰でか、他の北欧勢みたいにグランジーな流行モノ失敗作を残さなかったのが幸いしてる!)させてしまい、その断続的な活動と時流に逆らう派手さと無縁な美メロ的にも決定打に欠ける音楽性のせいか、メロハー市場では世界的に大きなシェアを持つ日本で注目度がめっきり減退してしまったのも、彼等的には痛かったんだろうなぁ…(つд`)

嬉しい事に初期作はリマスター&ボートラ付で別レーベルが出直ししてくれたものの、ここ数年の近作は国内盤未発売時期が長いんですよ…今回も出るかどうか分からない状況なので早めに購入しました…

で、この新作なのですが久しぶりに国内盤がリリースされた前作は(歌メロやキャッチーさは新作よりこっちが優れてる…)かなり強めにレイドバックした、80年代どころかDEEP PURPLEやRAINBOW、WHITESNAKE等を彷彿させるオルガンガンガン鳴り響く英国伝統の香り漂う古典的70年代風のサウンドだったけれど、今回は若干ネオクラ風味(と、少し80年代後期HEEP風のKeyがいい味だしてる♪)のある、いい意味で北欧メロハー要素が感じられて以前の古くささが(そこがこのバンドのキモであり、聴き所なんですけどね)多少薄れ、初期PRETTY MAIDS風というか、80年代後期のバンドが70年代を憧憬して造った正統派HR風サウンド、というアノ音を現代のテクノロジーでリファインした、という感じの音(ややこしい…)っぽく、これまで以上にキレと迫力ある演奏(ちょっとTREATっぽい。今回は特にプロダクションの勝利?)と併せて高品質なメロディアス・ハード作品に仕上がってるのが嬉しいですね。

まぁ、相変わらずスタイリッシュさとは程遠いイモっぽさは残ってるし、力強く疾走するんだけどゴリゴリハードって訳でもなく脳天気にポッピーってわけでもない、イマイチキャチーさの足りぬ煮え切らない哀愁のマイナーメロ(北欧クサメロ系じゃないのがポイント!)を、これでもかと奏ってくれてる今時珍しい超貴重な古式ゆかしき正統派HR(メタルじゃないんだな、コレが)バンドなので応援し続けたいトコです。
by malilion | 2011-06-15 15:51 | 音楽 | Trackback
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