INTROITUS 「Elements」'11 前々から出る出る言われてたスウェーデン産シンフォ・プロジェクトバンドの『Fantasy』('07)に続く4年振りの2ndアルバムが先頃、ついにリリースされました! 前作のジャケや入祭唱(その日のミサの内容を歌う題目歌みたいなもん?)なるバンド名からして妙に宗教がかってる賛美歌系のバンドなのかしらんと思ったら別にそんな事は全く(いや、あるか)なく、いわゆる典型的な北欧系古典派フェイメール・シンフォ物でして、デビュー作は凡庸でイマイチ散漫なつかみ所の無い印象しか残さなかったのだけど、今回の新作は一聴して格段にハードかつダイナミックにスケール・アップしてるのが分かる充実な出来で少々驚かされました。 北欧特有の淡く物憂げな幻想色と美しく透明感ある陰りたっぷりのメロディを、泣きのギターを筆頭にリリカルなチェロやフルート等の菅弦楽器をフィーチャーして古典グロプレ(YES、GENESIS、初期KING CRIMSON)への思い入れたっぷりに重厚壮大なドラマチックさをテクニカルなkeyで織り成す、モダンでスタイリッシュ且つ叙情的なサウンドは、フィメールもの嫌いな自分でも飽きる事無く楽しめたのでそれ系好きな方なら文句無しの出来でしょう。 めくるめく展開渦巻く長尺のシンフォ曲も良い出来ですが、美声を堪能出来るVoメロのハッキリしたキャッチーな小曲もなかなかの出来なので、THE FLOWER KINGS等の北欧シンフォ系好きな方以外にも是非とも注目して欲しい新バンドでしょうか。 余計な事ですけど、マッツ(key)とアンナ・ジョブス(vo)のベンダー夫妻を中心としたシンフォニック・ロック・プロジェクトだからバックから文句は出ないんでしょうが、フロントマン(いや、ウーマンか)のルックスだけはちょっと問題あるように思えるんだけどなぁ…いや、あの体型だからパワフルなんだっていう事も思えるけどさ…どうせなら見せないで欲しかったなぁ…(汗
by malilion
| 2011-04-04 12:21
| 音楽
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