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邪悪なるドラゴン再び!THERIONワールド全開です!


THERION 「SITRA AHRA」'10 c0072376_604596.jpg

すっかりスウェディッシュ・シンフォ・HMバンドの顔として、その名がシーンに轟くまでになったTHERIONの通算11(前々作を別アルバムと考えると12か)作目となる、噂の一大叙事詩『Lemuria』、『Sirius B』、『Gothic Kabbalah』と続く4部作の最終章が遂に登場!
…ってか、04年の2枚組「レムリア」&「シリウスB」からどんだけかかって完結なんですかー!(w

しかし、この新作でもそうだけど、シンフォニック・HMってカテゴライズされてはいるものの、実際もう殆どメタル色は消え失せ、既にそんな規定に収まりきらない、熱狂的な信者もいてちょっと宗教がかってる、その独特な美意識と華麗かつ邪悪な音で彩られた確固たる独自の世界を構築してるのは誰の目にも明白で、もう“THERION”っていう、1ジャンルを作り上げていると言っても過言じゃないでしょう。いや、マジで。
巷で流行ってるフィメールVoが売りのシンフォ風味なゴシック・メタルなんて、セリオンのフォロワーって考えてもいいだろうし。

前作同様、全編にわたりオペラ・コーラス隊をバックに男女混声コーラスをフィーチュアし、荘厳で雄大な交響曲ばりのストリングス・オーケストレーションの緻密なアレンジとドラマティックかつクラシカルな圧倒的パフォーマンスで独自の異世界を壮大なスケールで構築するのは変化無しで、ルーンだとか古代ヘブルだとか、カバラだとか、もうこれでもかってくらい神秘的で悪魔的な、危険なくらい突き抜けた中二病全開(笑)のイメージ武装したバンドカラーを頑なに固持しつつ、華麗なるセリオン・ワールドへ聞く者を引きずり込むスタイルに一点の曇りもブレもない点は流石です、ハイ。

まぁ、最初のデスメタルの頃のアルバムは除くとして98年前後(5枚~6枚目のアルバムね)でシンフォ・メタルへ劇的に変化した頃からの彼等の、大袈裟なストリングス&派手に響く混声コーラスによる壮大で華麗なメロを、物悲しくも儚く奏でつつ、ダークで頽廃的な怪しさしたたる美を描き出すという、明暗を見事なコントラストで表現しきる、あのツボを押さえまくった音が好きになった人にとって、もう彼等以外の選択肢は無い、ってくらいどっぷりとリスナーを惹きつけて放さない強烈な魔力じみた魅力は相変わらず健在で、ホントどこまでこのセリオン・ワールドが進化、拡大していくのか想像もつかんですわ。

なにせメタルか否か、なんていう問題軽々とぶっとばして何でもありの、全く違う音になっちゃうくらい進化しちゃってるしねぇ。
最終的にテクノへ進化、変化するんだぜ、とか後10年後くらいに聞かされても、まぁ、セリオンならそれもあり得るかも…とか、本気で思っちゃいますから(w

信者は迷わず買うでしょうし、映画のサントラを彷彿とさせる壮大でスケールのデカイ、唯一無二なシンフォサウンドの轟音に呑込まれたい向きに超お薦めですよ!
by malilion | 2010-09-26 06:03 | 音楽 | Trackback
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