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Spock's Beardの最新作…通常盤こうてもうた…


Spock's Beard 「X」'10

Spock\'s Beardの最新作…通常盤こうてもうた…_c0072376_4362775.jpgコンスタンスに新作を届けてくれていたはずの彼等だが、意外にもコレが4年ぶりの新譜となる10作目が届けられた。

ますますシンプルでモダンに、それでいてプログレ魂を忘れぬ、偉大なる先達の語彙を巧みに取り入れながら現代的にアップデートさせたドラマティックな曲想、隙のないテクニカルさとヴィンテージ感漂う荘厳な鍵盤の調べ…等々、彼等を褒め称える言葉にはきりがない。

と、言うかもう彼等の場合はテクニックやら音造りなんかに不安は一切ない、安定の高品質作を毎度届けてくれるのは確定的に明かなわけで、そうなると後はどれくらい耳を惹く良曲や美メロがアルバムに詰まってるのかに興味が傾いていくわけだが、ここ数年の作品傾向と同じく、一聴するとハードロック色の強いポップロックみたいなままに、いつにも増して計算しつくされてコンパクトにまとまっている(それでもタイムとしては長尺曲を含む)からなのか、非常にスッキリとした歌モノでも聞いているような錯覚に陥る事もしばしばな程、ヴォーカルメロが耳に残るキャッチーでポップな佳作だ。

もはやプログレとか、そういうジャンル分けやカテゴライズが意味を成さない、唯一無二の音世界を構築した彼等の作品は、いつ聞いてもシンプルに聞こえるけど実際はすんごく難しい事をさらり、としてるという処はどこかしら音職人集団TOTOのようで、ベテランの余裕というか玄人好みなインテリっぽさを感じさせますよね(w そこがまたいいんだけど。

しょっぱなの仰々しいシンフォニックなオープニングから始まりガンガン加速し、怒濤の展開ありありのスポックス節が炸裂しまくる本作は、シンプルな造りになったっぽいからなのか、なんだかいつにも増してKeyフレーズが耳に残っていい感じですわ。ちょっとその分ギターの印象が薄くなっちゃってるけど、これだけの高品質作に対しては、無い物ねだりのような贅沢な意見でしょうね。

やたらとヘビィでゴテゴテとわけわからん展開を延々続ける最近の夢劇場のメンバーにこそ聞いて欲しいよね、この美メロとキャッチーさとコンパクトさをさ。どれだけテクがあっても美しくもないメロを延々と聞かされるなんて、拷問だもの。

しかし、今回のジャケはなんかPS3の待ち受け画面みたいで、なんともPCチックだなぁ…そのひんやりシャープ&モダンな感覚がアメリカン・グロプレの最先端をいってるスポビっぽいっちゃ、スポビっぽいけどね(w

そうそう、なんでもファンクラブオンリーの通販盤は、1曲ボートラが入ってるらしい…またかよー!(’A`) 
by malilion | 2010-09-24 04:32 | 音楽 | Trackback
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