デビカバ好きにはタマらんです、ハイ♪  祝再結成WICKED SENSATION


WICKED SENSATION 「CRYSTALLIZED」'10 c0072376_21111249.jpg

今は亡きMTMから'01年と'04年にアルバム2枚(国内盤も出た)、そのフルアルバム前に'00作のEP1枚(残念ながら未聴)を残して解散していた、個人的に“ドイツの白蛇”、もしくは“ヨルン・ランデと肩を並べるデビカバ・クローンVoのいるドイツ(Voはオランダ・ベースの人だけど)のバンド”と、記憶していた彼等の再結成新作3rdが、まさか約6年振に届けられる事になるとは思いませんでした。

初代Voの脱退、解散、初代Vo復帰と、復活にゴタついたものの、デビュー時よりモダンでヘヴィになった産業ロック寄りメロハー・サウンドをベースに、ダークでヘヴィな曲や軽めでキャッチーな曲など、コントラスト豊かにVoの幅広い表現力を生かした、ダイナミックで密度の濃い曲を詰め込んだ佳作アルバムですので、白蛇ファンならずともメロハー・ファンなら買い! の1枚ですよ。

リズム隊が入れ替わったからなのか、プロデューサー(Bでメンバーでもある)の意向が働いたのか、曲が産業系キャッチーなメロディアスHR指向に成ったからなのか、デビュー当時の白蛇臭さ(元々、Vo以外それ程強烈に白蛇臭がしてた訳じゃない)は薄らいだものの、一聴してそれと分かるブルージーな Robert Soeterboekの熱唱がグイグイとパワフルで躍動感溢れる曲を引っ張っていく、80年代白蛇がモダンでちょいダークになったかのような、ユーロバンドでしか出せないエッジの効いたリフにどこか湿り気あるキャッチーながら、脳天気に成りきれぬ翳り有る美メロが今作は一層カラフルで、2代目Vo(元VICTORY)を迎え作成したよりヘヴィでスピーディーな、充実した楽曲満載の2ndアルバムも悪くなかったけど、やっぱりこの熱くて野太いVoの歌声には敵わないなぁ~、と初代Voを呼び戻したのは正解だ、と納得しきり。

ドイツには奇しくも同じように初代Voが出戻りした、デビカバ(70年代風なのがミソ!)・テイスト溢れる声を武器にするヨルン・ランデを擁するMASTERPLANもいるわけだけど、WICKED SENSATIONの方がキャッチーだし明るく、ツインGだけどそれ程うるさくないコンパクトな楽曲が売りの、とっつき易いオーセンティックなHRサウンドという感じで、個人的にはコッチのアルバムの方が一般的には(日本のファンにも)訴求力が有るのじゃないのかなぁ、とか思ったりするのですが…

MASTERPLANの知名度の方が圧倒的なのは分かってるんですけどね…イマイチ、WICKED SENSATIONって人気無いよね…(ツд`) まぁ、地味なのは否めないけどさ。

歌唱力やバックの演奏は確かなのだけど、分かりやすいジャーマンな疾走感溢れる曲をゴリゴリ、ワイルドに演奏する、って訳でもないからかバンドのイメージがもう一つマイナーというかなんというか…なので、後は美旋律なキラーソングが1曲か2曲でも出来れば、ここ日本でも人気爆発、ってな事になるんじゃないのかなぁ…

まぁ、“デビカバの真似っこしぃ”という理由で彼等の音をキックしちゃう人には元より耳を傾けて貰えないのかもしれないけど、本家デビカバの歌声の劣化がかなり進行しているので、やはりこの若き(って程、若くもないけど)2人に期待しちゃうんですよねぇ。

ところで、track5 2:34とtrack9 0:12に、結構デカ目なノイズがガッつり入ってるんですけど…プロデュース、デニス・ワードなのに何やってんだ! ファーストシグナルと仕事重なってたなんて言い訳きかねぇぞっ!(#^ω^)ビキビキ



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by malilion | 2010-09-05 21:11 | 音楽 | Trackback
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