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爽やかサウンドで少しは納涼……に、ならねー!暑い!(’A`) 


MYTHO 「IN THE ABSTRACT」'09 c0072376_35925100.jpg

イタリアの新鋭シンフォ&プログレ・バンドのデビュー・フルアルバムをご紹介。
'08に3曲入りEP『Mytho』でデビューしてから音沙汰無かったものの、Mellow RecordsのMARILLIONトリビュートにも参加したりして着実に腕を上げて来た彼等の待望のデビュー作です。

イタ公のグロプレって言うと即暑苦しい(巻き舌だしね…)、コレでもかって泣き泣きのメロで怒濤の如く攻めてくるのが70年来からの一般的な作風イメージですけど、彼等は英詩で唄ってる事や、ツインG(Gシンセも使用)、B&Vo、Dsの4ピースバンド形態と、グロプレ系には珍しいKeyレスバンドな事からも、標榜してる路線がモロにUKメジャー系(USAグロプレや、プログレメタルの要素は皆無)、というかブッちゃけ90年代頭辺りのたおやかな叙情性が光るメロディアスでリリカルな、柔らかサウンドだった頃のマリリオンがお手本と伺える。

またこのデビュー作の売りとして、元ASIAのジョン・ペイン(ホントはウェットンが良かったんだろうなぁ…)が1曲ヴォーカルでゲスト参加してて、モロにその曲だけ彼が在籍してた頃のAISA風分厚いコーラスばりばりでメロゥでポップな曲にしちゃってます(w
アルバムの中ではちょい浮いてて異質だけど、まぁ無名の新人バンドとしちゃ『売り要素になる!』と踏んだんでしょう。
このへんの売れ線を意識してるかのようなスマートなトコも、どっちかというと内向きで気難しい芸術家気質の強いイタリアグロプレモノとは若干毛色が違うバンドなんだな、と分かりますね。

そんな訳で本作は、全体的にゆったりテンポメインで、柔らかで清涼感のあるkey(シンセG)とマリリオン風な甘めでセンチメンタルなメロディを奏でるG(ひたすらメロを奏でリフ押しみたいな攻撃性は無)、ハートウォームなVoがちょいアンニュイでポップなヴォーカルメロを繊細に歌い上げる、メロディ重視な佳曲(全体的に音は90年代初頭のポンプ風?)ばかり詰まったアルバムです。

もっともまだまだお手本ほどの胸に迫る切ないメロディアスさも無く、曲構成の盛り上がりも楽曲のフックも弱く、テンポも似たり寄ったりで若干ダレ気味で散漫な印象を与える作品と言わざる終えないですけど、デビューでこれだけ高水準なんだしそこはメロ好きの及第点をクリアしてるのじゃないでしょうか? 月並みだけど次作には期待出来るバンドの1つでしょうね。

インタープレイやテクでバリバリと攻めてくるのじゃなく、スマートでポップ、爽やかでメロディアスな曲で構成されてるちょい歌モノっぽいシンフォ系が好きな方なら問題なく購入してよろしいかと。
by malilion | 2010-07-30 03:55 | 音楽 | Trackback
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