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蝶々がバンドシンボルというのが、いかにも女性的ですよね♪


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戦慄のヴァイオリン・ロック・バンド遂にデビュー!引き裂く高音、美麗なメロディー、ヘヴィな演奏が高密度にブレンド! とは、CDのタタキ文句。

プログレ、ロック、クラシック、変拍子の要素に美しいメロディを奏で、クラシカルな優美さとダイナミズムを併せ持つインストバンド、とはネットの評価。

んで、購入前に色々調べてみた所、FANTASMAGORIAの“音”を現す言葉として『カーブド・エアのクラシカルな優美さ+クリムゾンのダイナミズム』みたいな文句をよく見かけたのだけど、CDのタタキ鵜呑みって訳じゃないが、成る程ねと納得するそんな音楽です。

まぁ、カーブドうんぬんは、多分ヴァイオリニストでフロントマン(いや、ウーマンか)の藤本美樹女史が女性なので(こっちはインストバンドなので、カーブド・エアのように藤本女史がVoをとるわけじゃないけど)そういうイメージが先行するんでしょうね。
音はそれほど似てる、って訳じゃないし、もともとこのバンドの音からそれほど明確なクラシカルなサウンドが聞こえてくるわけじゃありません。むしろかなりエキセントリックな部類に入る耳障りな音をVlnとGがガンガン奏でてますからね(w

逆にクリムゾンっぽさはそこかしこで感じるけど、いわゆるプログレな人たちがどっぷりと影響受けてまんまなアノ音を(いかにもプログレらしい音使いのKeyはグレの定番なんでしょうがないよねw)目指してる訳じゃ無い様で、クリムゾンチックな調子っ外れなヘンな音に妙な音階や、空気を切り裂くような鋭い入り方をする、混沌から美旋律が溢れ出すクリムゾナイズされた箇所などでも、音が妙に優しいのですよ。
女性だから、という先入観のせいかもしれないけれど、絶えずサウンドの中心にいるVlnが紡ぎ出す音が、スリリングなプレイや激しい曲でも艶やかで豊かな膨らみを終始失わず、優雅に響き渡っているように聞こえるのです。
そのヘンのギャップがいい感じにオリジナリティへ昇華されて、大変よろしいと思う次第でして。ええ。

実は最初、Vlnがフロントというコトでカンサスのような叙情派か、サグラドのような甘美なシンフォニック音を想像してたんですけど、いい意味で予想を裏切られました。
音だけ追うと所謂Keyが前面に出てくるプログレというより、ジャズっぽいフージョンな軽快さとポップさも併せ持ってる音、という感じなのかなぁ? 時々切り返して畳みかけてくる攻撃的なリズム隊と非常にドラマチックに展開していくメロディアスかつクラシカルな感触のVlnサウンドとの対比が緻密で、繊細なアンサンブルもかなりイイ線いってますよ。コレは買って大正解の1枚。
実はKARNATAKAのゴシップを調べてる最中で、某ブログでこのバンドのコトを知り、ヴァイオリンロックに目のない自分としてはコレは聞いてみなければ! と、今頃完全に後追いで彼等のアルバムを購入した次第です。面目ない(><

まぁ、マイナーな中でもさらにインストモノなんてマイナーですからね(汗)、ヘタにCDショップに置いてなかったお陰か、バンドサイトから直接購入した特典でメンバー直筆サイン入りのCDが送られて来てちょっとトクした気分(w

1stデモじゃ分かりにくかった、引っ込んでモコモコしてたリズム隊の音もググッと引き締まり、あまり印象に残らなかったGとKeyが意外な程シンフォにアバンギャルドに大活躍して、まさに最初のデモはデモだったんだな、と思わされる出来に大満足な1枚です。

あ、「Day & Night」が正式な1stフルレンスアルバムで、その前に5曲入Mini Live Album「energetic live demo CD」'05がありますんで、コレ聞いて気に入った方なら購入しても損はないですよ。

後から藤本美樹女史がアストゥーリアスのサポートメンバーとしてメキシコBajaProg2005、フランスProgSud2006や国内のライブに約1年間出演し活躍したとか知って、二度嬉しかったですね(w

国内では殆ど注目されないし露出も殆どないでしょうけど、よくグレ系バンドにある長いインターバルの果てに解散してるんだかどうなんだかわかんない状況にならないよう、ガンガン新作を発表して欲しいものです。


因みにFantasmagoriaとは“phantasmagoria”(走馬灯、あるいは次から次へと変わってゆく走馬灯的光景、幻想)と同義らしいですよ。このへんのバンド名もなかなかグレチックでいいですよねぇ♪ ちょっと発音しにくいけどさ(w
by malilion | 2010-03-08 22:09 | 音楽 | Trackback
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