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侮れないUSインディのレベル


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米国東海岸拠点のツインVO(内一人が女)、ツインDr、ツインG、ツインKeyという特異な(メンバは6人)編成の、変拍子ビシバシ系テクニカル・シンフォグレバンドの、ライヴCDを挟んでスタジオ作としては05年の「My River Flows」から4年振りなIZZの新作4thアルバムが久しぶりの登場デス!!

紹介されるカテゴリー的にアメリカングロプレな彼等ですが、実際その音を耳にした方なら「なんでコレがプログレ?」と思うくらいデビュー以来、超難しい曲なのに軽いポップスみたいにキャッチーで心地よく聞き流せてしまう、でも何気に超絶ハイテクをさらりとモダンな抜けの良い音で披露してきた彼等な訳ですが、今回の新作もファンならずともテクニカル系、メロハー系な方にもお薦め出来ちゃう、現代アメリカン・プログレバンドのトップをひた走ってると言える、相変わらずの快作です。

ジャケからしていつもと違う何か暗いイメージで「まさかIZZもUSンバンドがかかる現代ダークネス病に!?」とちょっとだけ心配しましたけど、内容が内容なんで(少しダークな印象でまとめられたコンセプト・アルバムなので)ちょっとソレっぽく感じられるだけな本作は、一聴していつもにも増してアコースティカルな叙情(ハケット風のGのせいかな?)風味が増したかな? という以外はいつもの動と静のスリリングな対比も見事な、けれど親しみやすく爽やかでリリカルなメロディーとメランコリックで洗練されたヴォーカル物のような印象を持つ、というそこここがチョイチョイと新しくも定番な内容でした。

しかし、こんなにいい音でお洒落にテクニカルな曲を聴かせるバンドがインディで活動してるなんて、USのバンドレベルの高さと層の厚さには毎度驚かされますねぇ。
それに比べて国内のアーティストのしょっぱい出来と来たら…(´Д⊂
by malilion | 2009-12-12 22:46 | 音楽 | Trackback
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