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君に胸キュン♪ キュン♪(人力ロイド)


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前作「天使のリボルバー」もなかなかの力作でしたが、今回はそれを凌ぐマジ驚きの出来!!
まさかここまでフック満載のポップでタテ乗りハードドライビングな、バラエティに富んだ楽曲が充実してるとは予想外でした。
のっけから「真っ赤な夜」の暴力的なリフがキレてて最高!
頭の4曲で、もうこのアルバムの虜ですよ。現在もヘビロテが続いておりまする。
「BUCK-TICK? うそ、まだやってんの?」とかって言われがちな彼等ですが、普通に彼等のことを知らない人にもBUCK-TICK入門盤として薦められる分りやすさと、とっつき易さを兼ね備えたアルバムだと思いますね。

しかしホントにBUCK-TICKってのは、独特の世界観持ってますなぁ~~~
実際、外見(ジャケとかね)やイメージからは程遠い甘々なメロなのに、ドロドロと独特なダークネス歌詞(ここがミソ!)と、そこはかと香る儚さというか、似たような音楽でゴスだとかってのが最近じゃ巷に溢れてますが、あーいう格好だけのエセダークネスとは一線を画す、美しくも妖しい音となんともいぬ刹那の危うさが混在して唯一無二の個性になってるトコが、彼等が人を惹きつけて(夢見がちな中学生とか即ハマりそう)止まぬ魅力になってるんじゃないかと私は思っとります。

幾度かの音楽的方向性の変化を経て到達した今のBUCK-TICKは、確実にデビュー当時の勢いだけだった彼等自身を追い越し、今現在のロックシーンでも限りなく頂点に近いポジションで現存している数少ないバンドの1つだと言えましょう。
by malilion | 2009-02-22 04:15 | 音楽 | Trackback
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