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Jeff Scott Sotoリーダーバンドが遂にデビュー…だったんだけど…


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1984年に Yngwie J. Malmsteenバンドのフロントマンに抜擢されて以来、TALISMAN、EYES、W.E.T、TAKARAなどなどのメロハーバンドや、ファンキーなソロアルバム、メロディアスポップ・プロジェクト、北欧メロハー系プロジェクト、短命に終わったがJOURNEYの Neal SchonとのSOUL SIRKUS等々、常にその剛柔使い分ける多彩にしてエモーショナルな幅広い歌声がジャンルを超えて引っ張りダコ状態なHR/HMシーン屈指のヴォーカリスト Jeff Scott Sotoが、遂に自身が中心となって始動した新バンドがデビューしたのを半年遅れでGET! したので今頃ご紹介(汗

今やキャリア30年超えを誇るヴェテラン・シンガーですので、HR/HMシーンに多少なりとも興味ある方なら一度はその歌声を耳にしただろうお馴染みの彼ですが、意外な事に自身が中心になってのバンドは今回が初めてだったんですよねぇ。

で、彼のキャリアを追いかけている方ならご存じの通り、その音源の殆どでメロディアスでキャッチーな歌声を聞かせてくれているんですが、なんと今回はこれまでの彼のキャリアの中で一番ヘヴィでモダンな音作りがされており、そのドライで攻撃的なダーク・サウンドに驚かされました。

なのでTALISMANやW.E.T.等の甘口サウンドを期待していた方には、少々期待外れな出来となっている事は否めません。
逆にモダン・ハードな今風のHMサウンドをお求めな方なら歓喜する内容なのじゃないでしょうか?

相変わらず Jeff Scott Sotoの強靱な歌声に翳りは見られないのですが、そもそも今回のアルバム・コンセプトが『怒り』らしいので、彼に北欧メロハー系を求めている方にとってメロディアスさやキャッチーさの要素が薄めな鈍色サウンドとなったのは当然の帰結なのかも…('A`)

まぁ、そのコンセプト云々を差し引いても、本作の歌メロや楽曲の出来はイマイチじゃないかと…
ウーン、多彩な有名ゲストを迎えて話題は十分なんだが、肝心の楽曲とメロディが耳に引っかからないのはイタダケませんわ(つд`)

月並みですが、次作にこそはメロディアスな良作アルバムを期待したいですね……
by malilion | 2015-08-13 05:02 | 音楽 | Trackback
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