MARILLION 「Happiness Is the Road」'08 事前情報で新譜は2枚組の「安逸かつ平穏な世界を壊していく人間社会/関係の歪みと業」がテーマなコンセプト作と聞いてたので、まさか前作のようなトンデモな事にはならんだろう、とは思ってましたがここへ来て彼等本来の魅力満載な新作をリリースしてくれるとは、年末近くになって嬉しい驚きでした。 EMIを離れて以降の彼等の作品には、どうにも「艶」とか「淡い」とか、そーいう彼等本来の魅力が徐々に薄れていく印象を受けていただけに、久しぶりにタップリ聴き応えのあるこのアルバムに大満足です!(*‘ω‘ *) 大体、1枚目の1曲目からして「おお!? コレはいつものMARILLION!?」と、忘れて久しいあのサウンドが聞こえてきた時点で「コレは期待通りの作品なのでは!?」と、嬉しい予感させてくれる出来なのですから興奮しないわけがない(w 彼等に期待している通りの「静謐、そして物憂げな」とか「優しくも柔らかで、そして穏やかな」とか、そんな音に溢れてるアルバムなのですよ。 グレ系お得意のテクバリバリなサウンドから出発し、刺激や新基軸というコケ脅しを捨て去って、ついに深淵なる思想と絶妙な詩世界を、幽玄で甘美なサウンドと歌唱で綴っていく手法へと辿り着いた彼等の今のサウンドを退屈に感じる向きもあるとは思いますが、このテクに頼らぬマッタリな、だけど他で聞けない美しく身を委ねられる独特の音が、ホント癖になってたまらんのですよ!! まだ彼等の作品を未聴の方にも、この淡い印象絵画のような素晴らしき世界を是非に味わって欲しいものです。
by malilion
| 2008-11-17 01:14
| 音楽
|
Trackback
|
カレンダー
カテゴリ
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... お気に入りブログ
最新のコメント
メモ帳
検索
最新の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||